Tips 2021.10.08

写真家・茶々さんに学ぶ、自宅でフードフォトをお洒落に撮るコツ~テーブルフォトテクニック vol.3~

おしゃれで素敵なテーブルフォトの撮り方のコツを、気になるあの人に聞く連載企画『テーブルフォトテクニック』。第三回目は写真家・茶々さん(@Haya_chi25)に、自宅でも簡単にできるフードフォトをお洒落に撮るコツを教えていただきました。

Vol.3 茶々

X100V / F値:5.6 /シャッタースピード1/500
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

こんにちは、茶々と申します。秋田県出身・在住。カメラ歴は約3年。普段は会社員をしており、もともと風景写真、現在はテーブルフォトを主に撮っています。写真の学びサイト『CURBON』主宰の写真教室、プリセット販売、執筆活動、雑誌に写真掲載、最近では地元秋田のお店の商品撮影をさせていただくなど、活動を広げています。

フードフォトを主に撮っている私ですが、きっかけは2020年の4月頃。外出を控えるようになり、もともとお菓子作りが好きだったので、自分で作ったお菓子や料理を撮るようになったのがはじまりです。
現在も自分で作ったお菓子や料理、あとはコンビニスイーツやお取り寄せスイーツ、街で見つけた美味しそうなスイーツなどを自宅で撮っています。

X100V / F値:3.6 /シャッタースピード1/60
フィルムシミュレーション: クラシックネガ

フードフォト撮影のポイント

ポイント①:自宅での撮影は背景紙を使用する

私は基本、自宅で撮影しているため、カフェのようなお洒落な背景で食べ物を撮りたくてもなかなかそんな場所はありません。そのため、私がスイーツなどを撮影する際は背景紙を使用しています。

X100V / F値:5.6 /シャッタースピード1/125
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

使用している背景紙はほぼネットで購入しています。ネットで調べると数えきれないほどたくさんの種類の壁紙があり、様々な色相、コンクリート柄、タイル柄、木目柄などがあります。1m単位で注文できるので必要な分だけを購入できるのもいいですね。ちなみに私は20種類ほど持っており、よく使用する背景紙はきれいめコンクリート柄。おすすめです!(上の写真がそのきれいめコンクリート柄を背景にしています)

背景紙の選び方で大切にしていることは、あくまでも背景になるので、食べ物を邪魔しない色・柄を選ぶことです。なので、例えばビビットカラー、原色系などの強めの色のものは避けるようにしています。主に選ぶ色としては薄めのグレー系、ベージュ系です。また、柄も花柄などは避け、シンプルなレンガ柄などを選ぶようにしています。もちろん背景紙を使わない撮影もしていますよ!

X100V / F値:4.5 /シャッタースピード1/400
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

X100V / F値:5.0 /シャッタースピード1/1000
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

X100V / F値:5.0 /シャッタースピード1/60
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

ポイント②: セルフタイマーで動きのある写真を撮影

続いて、撮影のこだわりとしては、基本一方向からの自然光で撮影をしています。アングルは横から、斜め上から、俯瞰、アップで。構図は日の丸構図が多いです。そして、動きのある写真も好きで撮っています。

X100V / F値:3.6 /シャッタースピード1/60
フィルムシミュレーション: クラシックネガ

撮影は全て一人で行っており、動きのある写真や下のような写真は三脚を立てて、セルフタイマーで撮影をしています。
液体の雫を捉えた写真をよく撮るのですが、撮り方のコツとして、シャッタースピードは1/400以上で、セルフタイマーを10秒後に5枚や3枚(多い方がいいと思います)撮影できる設定にします。そして、シャッターが切られる2~1秒前に液体が入っている容器(ポットなど)をゆっくりと傾けて液体をポタポタ落とすようにすると、綺麗な雫を捉えることができます。一発ではなかなかうまく撮れないことが多いので何度もチャレンジしましょう!

X100V / F値:3.6 /シャッタースピード1/500
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

X100V / F値:5.6 /シャッタースピード1/125
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

ポイント③:テーブルフォト撮影には三脚がおすすめ

X-Pro2 /XF35mmF1.4 R /F値:4.0 /シャッタースピード1/250
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

テーブルフォトで使用している機材は、主に『X100V』になります。X100Vはコンパクトデジタルカメラなので小さくて軽い!撮りたい時にパッと手に持って撮れるのでお気に入りです。フィルムシミュレーションはクラシックネガとクラシッククロームがお気に入りです。どちらもクールな色合いで、テーブルフォトにもピッタリ◎撮って出しでもものすごく綺麗な仕上がりになります。

テーブルフォトを撮る際は三脚も必須です。三脚を選ぶ際のポイントですが、しっかりと安定感のあるものを選ぶことです。俯瞰撮影の際に、アームなどを取り付けるとカメラも含めて結構重くなるので、耐荷重は5kg以上のものをおすすめします。
また、三脚素材にはよく聞くものでアルミとカーボンがあります。アルミはお手頃価格なものが多く、一方でカーボンは少し金額は上がるものの、剛性が高く、振動減衰性も良いのでブレにくく安心して撮影ができます。ちなみに私の使用している三脚はカーボン素材なのですが、しっかりとした安定感で、しかも軽めなのでおすすめです!

X-Pro2 / F値:4.0 /シャッタースピード1/60
フィルムシミュレーション: クラシックネガ

自然光のもとでテーブルフォトを撮る際はお部屋の電気は全て消し、一つの方向からの光で撮ると陰影ができて食べ物に立体感が出ます。そして、背景紙を使うとよりお洒落な雰囲気になり、写真に余白を取り入れることで静かで雰囲気のある写真になります。ぜひ意識して撮ってみてくださいね!

X-Pro2 /F値:5.0 /シャッタースピード1/60
フィルムシミュレーション: クラシッククローム

いかがでしたでしょうか。特別な機材を使わずに、自宅ですぐ簡単に撮影できるテーブルフォトのポイントをご紹介しました。自分で作ったお菓子やお料理、お取り寄せスイーツなどをお洒落で美味しそうに撮れない!と悩んでいる方はぜひこの記事を参考にしていただけたらと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました!

Profile

茶々

フォトグラファー

秋田県出身、秋田県在住。1994年生まれ。
普段は会社員。2018年9月頃に本格的にカメラを始め、現在は風景写真を撮りながら自分で作ったスイーツや料理をメインで撮影。インスタグラムで“架空の喫茶店”「茶々屋」を経営。雑誌「GENIC」に写真掲載。写真教室講師、プリセット販売等の活動をしている。
Twitter:@Haya_chi25
Instagram:@kissa_chachaya
Note: https://note.com/cha_cha_212
▶︎茶々さん執筆『“自分らしい写真”を見つけるまで〜写真家・茶々さんの場合〜』はこちら

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