Special 2021.06.24

多彩な色表現が楽しめる!“富士フイルムの色”全18種類のフィルムシミュレーションをご紹介

Xシリーズの魅力のひとつ、フィルムシミュレーション
フィルムシミュレーションとは、“どのような写真を撮りたいか”という撮影意図に合わせてフィルムを交換するような色再現が楽しめる、富士フイルムならではの機能です。単なるエフェクト機能のように思われますが、コンセプトや色の捉え方など、往年のフィルムを意識しながらも、デジタルにおける色再現に特化した画像設計機能です。RAW現像や後加工をせずとも、フィルムシミュレーションを変えることで、手軽に、シャッターを切るその瞬間からそれぞれが思い描く色を表現できます。
今回はXシリーズに搭載されている全18種類のフィルムシミュレーションの特徴や作例をご紹介します。表現を広げる撮影の楽しみのヒントとなれば嬉しいです。

PROVIA/スタンダード

PROVIA/スタンダード』は、自然な色を再現して、様々なシーンで活用できる階調と発色が特徴のフィルムシミュレーションです。 普段の撮影や、見たままの自然な描写を求める時におすすめで、どんなシーン、被写体でも大活躍ないわゆる“スタンダードモード”です。

Velvia/ビビッド

Velvia/ビビッド』は、鮮やかな発色とメリハリのある階調が特徴です。青空をより青く、夕焼けを赤く、花の色を鮮やかに感じられるように再現するので、高彩度の被写体を引き立てる際にオススメです。

ASTIA/ソフト

ASTIA/ソフト』は、軟らかい階調でありながら、彩度は意外と高く、色のりが良いのが特徴です。ファッションフォトなどで洋服を際立たせたい時などにもおすすめです。

ACROS(+Ye/R/Gフィルター)

ACROS』は、超微粒子で知られる白黒フィルム『ACROS』の名を冠し、美しいモノクロを目指して設計されたフィルムシミュレーションです。モノクロながらディテールの再現が得意で、ハイライト・シャドーは粘り、中間領域でコントラストが高くメリハリある画作りです。高感度にすればするほど粒状感が出る点も特徴です。

クラシッククローム

クラシッククローム』の特徴は硬めの階調と彩度の低さです。グラフジャーナリズム全盛期の雑誌や、ドキュメンタリー写真集のような雰囲気を目指して設計されました。ストリートスナップはもちろん、ポートレートなどでも海外やヨーロッパ調の風合いで個性を生み出せるフィルムシミュレーションです。

PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi』はプロ用途のカラーネガフィルムを再現したモードで、メリハリ感のある階調でやや鮮やかな色彩が特徴です。スタジオポートレートの他、曇天下でのポートレートなど、メリハリをつけたいシーンにオススメです。

PRO Neg. Std

PRO Neg. Std』は、発色の傾向は「PRO Neg. Hi」に近いものの、さらに軟らかな階調が特徴。鮮やかな景色や強い光もやさしく写し出してくれます。

ETERNA

ETERNA』は、映画用撮影フィルム(ETERNA)を再現した動画撮影に適したフィルムシミュレーション。広い階調とやわらかい画作りが特徴です。まるで映画のワンシーンのような“シネマ・ルック”を表現することが出来ます。

ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス』は、『ETERNA』をベースに、フィルム時代から多くの写真家や映像作家に支持されていた“銀残し”のフィルム現像技法を忠実に再現したフィルムシミュレーションです。彩度は低く、コントラストのある仕上がりで表現の幅を広げてくれます。

クラシックネガ

クラシックネガ』は、低彩度かつハイコントラストであることに加え、暗いトーンでシアンに、明るいトーンだとマゼンダ寄りの色に調整されているのが特徴です。フィルムカメラで撮影したような、どこか懐かしい、情緒ある表現が人気のフィルムシミュレーションです。

モノクロ(+Ye/R/Gフィルター)

『モノクロ』は、『ACROS』登場以前の標準のモノクロフィルムシミュレーションです。『ACROS』と比較すると黒の階調やコントラストは控えめですが、クリアでどんなシーンでも使いやすく、シーンを選ばずにモノクロ表現が楽しめます。

セピア

セピア』は、ウォーム調のセピアカラーが特徴の、時間が経ち色あせた写真を再現したモードです。レトロ感やノスタルジックな雰囲気を演出したい場合に適しています。

それぞれのフィルムシミュレーションの特徴を活かして、ぜひ、たくさんのフィルムシミュレーションの中から、自分らしさを表現できるお気に入りのフィルムシミュレーションを探してみてください。

Photo(Pro Neg.Hi/Pro Neg.Std 作例)by やまぐち千予

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