IRODORI by X Series

Interview 2019.12.20 update

【Xシリーズユーザーインタビュー】カメラと見つける、私の好きなもの。ブロガー・タケナカナミと歴代のXシリーズ

“好きなものに囲まれて暮らしたい!”がテーマのブログ『blancoo house(ブランクハウス)』を運営するブロガーのタケナカナミさん。身近な日用品からファッション・インテリア・家電まで幅広いジャンルのステキなものを紹介する記事は、セレクトセンスと歯に衣着せないレビューで厚い支持を得ています。そんな『blancoo house』で使用されているのが、Xシリーズで撮影された写真や動画。実はこれまで他メーカーのカメラだけでなく、『X-E3』をはじめ現在メイン機として使っている『X-H1』『X-T20』、過去には『X-Pro1』、『X-Pro2』、『X-T30』と富士フイルム機を網羅してきたというタケナカさん。今回は、さまざまなカメラをニュートラルな視点で使ってきたタケナカさんだからこそ感じるXシリーズの魅力を語っていただきました。

Interview:タケナカナミ

--この企画でお話を伺ってきた方だと、例えば2台目のカメラがXシリーズで、そこからは富士フイルム一筋!というようなエピソードが多いのですが、タケナカさんはそういう訳でもないそうで。

そうですね(笑)。もっと自分に合うものはないかと探しているうちに、富士フイルムに戻ってきたっていう感じです。そもそも元々はカメラ自体が苦手で、「ISO?シャッタースピード?」状態だったんですけど、ブログを書くにはカメラがあったほうがいいし、ネットショップを運営していたので仕事でどうしても撮らなきゃいけない機会が多くて。それで最初はコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)から始めたんですけど、物足りなくなってきて、そこからマイクロフォーサーズ機を買いました。最初の頃はほかのブロガーさんと絡む機会がなかったんですけど、SNSなんか見ていると「みんなこんなにこだわってるんや! だからキレイに撮れるんかな」って思って。それで自分も一回こだわってみようということで、いろんなカメラを使うようになりました。最初に買った富士フイルムのカメラは、『X-E2』です。

X-H1(camera)/XF16-55mmF2.8 R LM WR(lens)/F値:2.8/シャッタースピード:1/2000 /PRO Neg.Std(フィルムシミュレーション)

--さまざまなメーカーの機材を使ってこられたとブログにも書かれていらっしゃいますが、本格的にカメラを持つようになって撮るものに変化はありましたか?

最初は、ブログに載せるものと子どもを撮る以外は特に撮るものがなかったんですけど、富士フイルム好きの子が開催しているフォトウォークに行ってから、ハマるようになって。そこからは、必ずカメラを持ち歩くようになりましたね。もともとガジェット類は好きだったから、使い勝手さえわかればハマるっていう。いつブログネタが見つかるかわからないし、そのときスマホだけだと心もとないので。今は、バッグに必ずこの子(X-T20)が入っています。

--現在、室内で動画やブツ撮りをするときは『X-H1』、外へ持ち歩くのは『X-T20』と大まかに使い分けていらっしゃるそうですね。それぞれ、どんなところに魅力を感じていますか?

X-H1は、使い出してもうすぐ1年になるんですけど、かなり気に入ってます。最初は重さが気になっていてX-T3とすごく迷ってたんですけど、動画の話が舞い込んできたので、それならこっちかなと。実際に使ってみるとグリップが深いし下の部分が削ってあるので、長い時間撮影していても負担がかからないんですよね。

手ブレ補正がついているのもありがたいです。三脚を使えないときとかは、特に。あとは他の機種と違うフェザータッチシャッターの押し心地が良くて気に入っています。一番気に入っているのは、シャッターボタンの近くにあるサブ液晶。ここでSDカードが入っているか確認できるので、カードの入れ忘れが多いわたしは、かなり助かってますね。

--X-T20はどうでしょう?

こっちは、主に持ち歩く用ですね。X-T20にはチルトがあるので、最初に使っていたX-Eシリーズより便利だなと思います。無いなら無いでどうにかなるんですけど、一度経験しちゃうと欲しいですよね(笑)。カメラです!っていうデザインもすごく気に入っています。

実は、X-T20は一度手放したことがあって。最初にX-E2を使っていたんですけど、USB充電がしたくてX-T20に変えたんです。でも、やっぱり箱型のレンジファインダーデザインが好きだなって思ってX-E2に戻して、そのときに一度手放したんです。ただ、X-H1をメインに使ってると、X-E2が使いづらく感じるようになって。それで結局、一度使ったことのあるX-T20に戻しました。

--本当に妥協知らずですね……!

もの選びは、めちゃめちゃ迷ってますね(笑)。ブログに書いてしまっているぶん、適当には選べないんです。ちなみにX-T30を使ったこともあるんですけど、センサーの違いかX-T30よりX-T20の色味の方が自分好みな気がして。他の写真と揃えたいし、過去のブログを見返していても「これ好き!」と思うのがX-T20に使われているセンサーで撮ったものなので。それで、「この時のセンサーが好きなんや!」と思って、X-T20や(同じセンサーの)X-H1を使っています。

X-T20(camera)/ Carl Zeiss Touit 2.8/12(lens)/F値:4.5/シャッタースピード:1/500 /PRO Neg.Std(フィルムシミュレーション)

--さまざまなカメラを使われてきたタケナカさんが感じる、Xシリーズに共通する良さや魅力ってどんなところでしょう?

富士フイルムのカメラは、全部デザインが好きです。あと、“FUJIFUILM”のロゴが本当に好き! 機能だと、他社のカメラと比べてシャッタースピードとかISOが直感的に扱えるところですね。最初にはまったX-E2の操作感に慣れてしまっているから、他のカメラを使っても操作がやりにくいっていうところもあります。あとは、フィルムシミュレーションの『PRO Neg.Std(プロネガ スタンダード)』が好きすぎるっていう。自分を撮ることが結構多いんですけど、肌の色が一番キレイに映るのがPRO Neg.Std(プロネガ スタンダード)なんです。あの色を他メーカーのカメラで撮った写真で出そうとしたら、すごい編集しないとダメで手間がかかっちゃって。Xシリーズで撮影したものなら編集しなくても撮って出しが出来るので、すごく助かってます。動画も撮るようになったので、写真と動画を同じ色味に揃えようと思ったらフィルムシミュレーションなしだとなかなか難しいんです。

X-T30(camera)/ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ(lens)/F値:10/シャッタースピード:1/250 /PRO Neg.Std(フィルムシミュレーション)

--それは、Xシリーズを使い続ける理由にも置き換えられるのかもしれませんね。

そうですね。自分にとって理想の色は、PRO Neg.Std。「この色が好き!」って気づいた時から、そこは一途に好きだし「もうXシリーズじゃないと無理〜!」って感じです(笑)。あと、富士フイルムユーザーって、異様に仲がいいんですよ。ブログやSNSで出会った人と「お互いのレンズ交換せえへん?」ってやりとりすることもありますし、大人になってこんなに人と知り合えるんだ!って感じですよね。交友関係が広がったのはすごく大きいです、カメラ始めて良かったなって思いますね。

--では最後に、タケナカさんにとってカメラとはどういうものでしょう?

作品撮りとかで使うわけではないし仕事道具なんですけど、メモみたいなものですかね。「これカッコいいな」とか「私これ好きやったんや」って思ったときのことを鮮明に残してくれる。スマホだとテキトーに撮っちゃうから何処で撮ったのかとかを覚えてなかったりするんですけど、カメラだとちゃんと構えて撮るのでちゃんと覚えてるんですよ。カメラを通して見ることで、そのものの良さとかに気づくことって多いし、一人で歩いているだけでこんなに楽しいと思わせてもらえるものは、他にないんじゃないかって思います。

X-H1(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/F値:2.2/シャッタースピード:1/3000 /PRO Neg.Std(フィルムシミュレーション)

今回登場したカメラ

FUJIFILM X-H1

今回登場したカメラ

FUJIFILM X-T20

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text by 野中ミサキ(NaNo.works)
photo by やまぐち千予

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