【もしも企画 vol.2】フォトグラファー もろんのん × 富士フイルム『GFX50S II』〜フィルムシミュレーションを初体験〜
“もしあの写真家さんがX/GFXシリーズを使ったら、どんな世界観を創り上げるのだろう?” ーーそんな編集部の疑問を、写真家さんたちに投げかけてみたのが、この“もしも企画”。第2回目は、明るくポップな世界観を切り取るトラベルフォトグラファーとして、さまざまな媒体で活躍するもろんのんさん(@moron_non)に、『GFX50S II』での撮影を体験していただきました。
こんにちは、フォトグラファーもろんのんです。
普段は人物、商品、旅撮影をしつつ、YouTubeもろんのんTVにて写真撮影講座や旅Vlogをお届けしております。
私は普段フルサイズセンサーのミラーレス一眼を使用していますが、中判デジカメは「いいな」とは思いつつ実用性としてはどうなのか分かっておらず欲しくないふりをして手を伸ばそうともしていませんでした。また、実はチェキ以外で富士フイルムのカメラをガッツリ使用するのは今回が初めてです。
そんな私が今回、『GFX50S II』に加え、2本の単焦点レンズ『GF80mmF1.7 R WR』と『GF23mmF4 R LM WR』をお借りして、実際に撮影していて感じたことついて作例を合わせてご紹介していきます。
まずはじめに、横浜の海辺を散歩スナップしていたときの写真。
遠方の風景が綺麗だったので、GF80mmF1.7 R WRで少し絞って撮影しました。
GF23mmF4 R LM WRの広角レンズを使えば、こちらのように印象的な写真を撮影することも可能です。
センサーサイズが大きいと手ブレしやすいかなと思いましたが、手ブレ補正は6.5段あるため手ブレによるストレスはありませんでした。それ以上にISO感度をある程度あげてもノイズが乗りにくいし明るく撮れるので、シャッタースピードは1/60あれば夜のイベント撮影などの暗い環境でも十分に撮影ができました。
下の写真も、裏側からDJさんのステージと観客の雰囲気を取りたかったので広角(GF23mmF4 R LM WR)で撮影したものです。F値はF4ですが暗い状況でも非常に綺麗に撮れています。
GF80mmF1.7 R WRの開放F値があれば夜間撮影は怖いもの無しですね。夜間や室内で使ってもノイズが全然乗らずに高画質で撮れた印象でした。
そしてイメージセンサーが5000万画素のため、後から写真をトリミングしても衰えない画質で表現も自由自在。実用面で言うと重さについては、最初使った時にはやはり少し重く感じたのですが、2回目以降からは慣れてきて重さは特に感じませんでした。
結婚式の写真は、夜の室内での撮影だったのでF1.7の明るいレンズ(GF80mmF1.7 R WR)でのぞみました。
また、なんといっても富士フイルムのカメラで気になるのはフィルムシミュレーション。
19種類の中から私が気に入ったのはクラシックネガです。少しコントラストを感じるメリハリのある雰囲気がお気に入りです。
オートキャンプ場では周辺にいろんな情報が写ってしまうので、ぼかすために明るいレンズを選びました。
クラシックネガだけでなく、他のフィルムシミュレーションも使って撮影しました。
さまざまな雰囲気のフィルムシミュレーションがあるので楽しかったです。
今回試しに使わせてみていただきGFX50S IIが非常に欲しくなってしまいました。他のレンズも使ってみたいです。
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