『X half』で広がる写真表現 春の色を探す旅編〜小春ハルカvol.3〜
カメラを持つと、いつもよりゆっくり景色を見るようになります。
普段なら通り過ぎてしまうような道でも、花や、綺麗な光を見つけてつい足を止めてしまう。そんな瞬間に気づくことが増える気がします。
今回のコラムは、『X half』を持って、春の色を探す小さな旅へ。
季節が冬から春へとバトンタッチする季節に、どんな景色に出会えるだろう。そんな気持ちで歩きながら、見つけた春の色を撮ってみました。
朝の光は、まだ少しだけ冬の気配を残していて、空気の冷たさの中に、やわらかい光が混ざりはじめていました。
春は一気にやってくるものではなく、こうして少しずつ景色の中に溶け込んでいくのだと感じます。
春は、沢山の色が増える季節。
桜のピンクだけじゃなくて、黄色や赤、道端に咲く小さな花。ふとした場所に、春の景色が広がっています。
目的地までの“途中の景色”は、思わぬ瞬間に出会えたりするから見逃せません。
駅までの道のりで見つけた花。
光を浴びて背伸びする植物。
青空に浮かぶ飛行機雲。
窓際に咲く一輪のチューリップ。
特別な場所じゃなくて、身近にも心が動く瞬間はたくさんあることに気付きます。
花を撮っているときは、不思議と時間を忘れてしまいます。頭の中のあれこれを一旦手放して、気持ちが自由になれる時間。
同じ花でも、光の当たり方や角度、撮り方で表情が変わるから、少ししゃがんでみたり、光を探してみたり、花の色集めをしたり。その瞬間の空気ごと写真に残したくなるんです。
立ち止まること、 目線を変えてみること、少しだけ遠回りしてみること。
そんな小さな選択が、見える景色をぐっと豊かにしてくれる気がします。
旅の途中で出会う景色は、ほんの一瞬のものかもしれません。でも『X half』があると、その瞬間を持ち帰ることができます。
春は、変化の多い季節。昨日までなかった色が、今日はもうそこにある。
「また今度撮ろう」と思っていた景色が、次に訪れたときにはもう違う景色になっていることもあります。
だからこそ、今しか出会えない景色を大切にしながら、その一瞬を残していきたいと思います。
『X half』で撮る写真は、どこか日記のような感覚に近いなと思っています。
完璧な一枚を狙うというよりも、そのとき自分が心を動かされた瞬間を、そのまま残していくようなイメージ。
今回の旅では、「これを撮ろう」と決めすぎずに、歩きながら目に入ってきたものを大切にしてみました。
目的地に向かう途中で見つけた景色や、立ち止まらなければ見逃してしまうような景色ほど、なぜか心に残っていたりするから不思議です。
『X half』を片手に、春を探しながら歩く時間。
ポケットに入る小さなカメラと、少しの時間があれば、どこにいても旅は始められます。
特別な場所じゃなくても、心が動いたその瞬間が、きっと自分だけの思い出になる。
また、季節の色を集めるように、『X half』で切り取っていきたいです。
今回登場したカメラ
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