世界一周の旅に出た理由、そして旅の相棒カメラとしてX-Pro2を選んだ理由〜世界の写真・近藤大真 vol.1〜
※登場する写真は全て2020年以前に撮影されたものです
みなさん、はじめまして!
写真家の近藤大真(@Hiromasa_kondo)と申します!
“笑い声が聞こえてきそうな写真”を撮ることが好きで、国内や世界中を旅しながら出会った人の笑顔を撮って、その写真をチェキにして贈っています。
海外を旅したい気持ちはあっても、なかなか行くことができないこのご時世。
少しでも旅をした気分になれたり、世界や写真に興味をもって貰えるようにこれから全3回のコラムで旅の写真と共に楽しくお伝えできたらなと思いま……いや、していきます!(笑)
第1回目は、僕が世界一周の旅に出た理由や旅の相棒カメラのお話。
簡単に自己紹介をさせていただくと、大学在学時に写真家になることを決意した僕は、就職活動を放棄して日本中の笑顔を撮影するヒッチハイク日本一周の旅へ出ました。
その旅で、たくさんの人に助けられて生かされていく中で、自分のできる最大の恩返しが”笑顔の写真を撮ること”だということに気づき、自分の写真の意義を見つけました。
大学卒業後”今度は自分から幸せを送れるような旅がしたい”と思い、2016年8月から笑顔を撮ってチェキを贈る世界一周の旅へ。世界各地の路上で風景写真を売ったお金で旅をしながら、1年半・33カ国を巡って、世界中の人と笑い合いながら2000枚以上のチェキを贈って、現在はフォトグラファーやYouTuberとして旅の魅力を発信しています。
旅の相棒は富士フイルムの『X-Pro2』でした。
このカメラに決めた理由……正直に言えば最初は”かっこいい”からでした(笑)。でも、カメラのデザインや愛着って本当大事だと思うんですよね。よくカメラを買おうか迷っている人に「おすすめのカメラを教えてください!」って聞かれることがあるのですが、僕は「最初のカメラは直感で”かっこいい!”とか”かわいい!”で決めても良いと思うよ!」と伝えています。
スマホでも綺麗な写真が撮れてしまう今だからこそ、カメラへの愛着ってすごい大事だと思うんです。ついどこへでも持っていきたくなるような相棒のようなカメラ。
そのカメラ自体が気に入って、写真を撮ることが好きになる。
そこから自分の憧れや撮りたい写真に近づけるようなレンズなどの機材を揃えていく。まずはスマホではなくカメラで写真を撮る楽しみを見出すことが大事なんじゃないかなと思います。
世界を一緒に旅したX-Pro2はなんせ軽くて、組み合わせにもよるけれど、コンパクトなものを選べばレンズを含めても1kg未満。
XシリーズはAPS-Cサイズセンサーのミラーレスのため、レンズ自体も小さく軽いものが多くて、常に重いバックパックを背負っている旅人からするととてもありがたかったし、どこへ行くにも手軽にカメラを持っていっていました。
カメラ自体の堅牢性もすごくて、33カ国旅をして、その中でアフリカを縦断したり、バイク旅をしたり、砂漠へ行ったり……。
いろいろ無茶振りをカメラにしてきたんですけど、一度も故障することなく1年半の旅路を共にしてきて、この頑丈さには本当に助けられました。(変な所ばっかり連れていってごめん)
また、カメラと一緒に世界を旅した4本のレンズ。
正直レンズは盗難が怖かったけど、写真だけは妥協したくなかったので、その時その場所で出会った被写体に応じて付け替えて撮影していました。
『XF10-24mmF4 R OIS』
広角レンズは、自分の手足を写真に入れることができるので、臨場感が出せます。ブログとかSNSとか写真で旅を伝えたい人におすすめ。
飛行機や列車や船やラクダ……旅をするにはいろんな移動手段があって、そんな移動中でも自分が見た景色をそのまま写真に収めることができます。
『XF16-55mmF2.8 R LM WR』
標準ズームレンズの中でも少し重いレンズだったけれど、万能で優秀なレンズ。
何かに特化しているというよりは、これ1本あれば大抵のものはほとんど撮れてしまう。
旅に持っていくには少し大きいけど、日常使いであれば気にならないと思うし、持っておいて損はない1本。
『XF35mmF1.4 R』
とにかく軽くて小さくて、機動性に優れたレンズ。その上、絞り開放はF1.4とすごくボケてポートレートや食べ物などを撮ることが楽しかった!
『XF90mmF2 R LM WR』
最後に紹介するレンズは中望遠単焦点レンズ。
日常使いには正直不向きで、つけっぱなしにすることもないレンズですが、この画角が最も人を美しく撮れる画角と言われています。
被写体との距離はすこし離れなきゃいけないけれど、ポートレートをしっかり撮る時には必ず僕が使っていたレンズ。これらをなくしては今の僕はありません。僕にとっての神レンズです。
カメラはレンズを変えることで写真を撮る楽しさが何倍にも楽しくなるし、表現も広がります。
自分にとっての相性の良いレンズを探している時間も楽しかったりしますよね!
今回は旅のきっかけやカメラについてのコラムでした。
次回はもっと旅に行きたくなるような内容になるので!またチェックしてみてくださいね〜!!