IRODORI by X Series

Interview 2021.02.12

【Xシリーズユーザーインタビュー】わざわざカメラで残したい、等身大の私の時間。シンプリスト・Uと『X-Eシリーズ』

シンプルで美しいものに囲まれたライフスタイルとセンスが支持を集めるシンプリストのUさん(@U8835)』。実際の使用感を交えて紹介されるアイテムの数々は、感度の高い人々のあいだでモノ選びの参考として常に注目されています。「本当に自分が好きだと思えるモノだけを持ちたい」というUさんが現在愛用しているのが、2年前に購入した『X-E3』。さまざまなカメラについてリサーチしたうえで、一番自分にぴったりのカメラだったのだといいます。「カメラを持つこと自体ハードルが高いし、スマホでもきれいに撮れる」と思いながらも、X-E3を手にしようと思った理由とは?その答えとUさんが切り取る等身大の日常から、カメラというモノが生活にもたらしてくれる素敵なコトが見えてきました。

Interview:U

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:2.8 /シャッタースピード:1/25 /フィルムシミュレーション:PROVIA

――UさんがX-E3を購入されたのは2019年のこと。ご自身にとっては、初めての“スマホ以外のカメラ”だったそうですね。

はい。もともと極力モノを所有したくない人間ではあるので、写真はずっとスマホで撮っていたんです。操作の複雑さとか価格的なところでカメラを持つということ自体、自分にとってはハードルが高くて。むしろ、スマホできれいな写真を撮ることのほうがシンプルで素敵じゃないかって思っていました。実は、SNSに投稿している写真もほとんどスマホで撮ったものなんです。むしろ部屋の写真なんかだと、ラフに撮ったもののほうが反響があったりして。

――つまり、SNSやお仕事で必要だから購入した……ということではなかったんですね。それでもカメラを持ちたいと思ったキッカケはなんだったのでしょう?

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:2.8 /シャッタースピード:1/125 /フィルムシミュレーション:PROVIA

スマホの写真は、記録でしかないなって感じたんです。私の場合、作品をつくりたいわけではないしスマホでもがんばれば十分きれいな写真が撮れるけど、やっぱりどうしてもその瞬間のメモとしか思えなくて。今もX-E3で撮るのは主に旅行先や友人と会っているときの何気ない瞬間の記録ばかりなんですけど、カメラを構えると切り取り方も変わるし、単に記録というだけではない“その瞬間の表現”という写真が撮れていると思います。

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:2.8 /シャッタースピード:1/30 /フィルムシミュレーション:PROVIA

――SNSを拝見する限り、モノ選びにはご自身なりのポリシーをお持ちだと思うのですが、Uさんが日常的にモノを選んで買うときに大切にしていることはなんでしょうか?

性能とデザインのバランスは、常に気にするようにしています。たとえば、どれだけ性能が必要十分でもデザインが気に入っていないと使わなくなってしまうと思います。その逆もあって、どれだけデザインが気に入っていても使い勝手が悪ければそれはそれで使わなくなるわけで。ただ、性能的な不満を超えるくらいデザインが気に入るものだってありますよね。だから結局、自分が持っていて好きと思えたり気持ち良いと思えるかどうかなのかなと思います。

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:2.8 /シャッタースピード:1/125 /フィルムシミュレーション:PROVIA

――そうした中で、カメラを選ぶときにはどんな点を重視しましたか?

外出する際にポケットに入れて持ち運ぶような感じで気軽に使いたかったので、限りなく軽くて持ち運びがしやすいというのが必須条件でした。たくさんリサーチしたし他のカメラももちろん検討したんですけど、その中で自分にとって一番バランスがいいと感じたのがX-E3とパンケーキレンズと言われる『XF27mmF2.8』の組み合わせでした。シンプルでミニマルなデザインと、”いいな”と思った瞬間にパッと取り出して撮れるコンパクトさが気に入っています。

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:2.8 /シャッタースピード:1/1000 /フィルムシミュレーション:PROVIA

――実際X-E3で初めて使用したとき、どんなことを感じたか覚えていらっしゃいますか?

鮮明に覚えています。とにかくシャッターを切るのが楽しいし、スマホとの違いを求めて購入したというところもあるので、撮った写真を見て「X-E3を買った自分の選択は間違っていなかった」って思いました。周りにカメラを持っている友人がいるので他の機種を触らせてもらったりすることもあるんですけど、不思議と目移りしないというか。X-E3って、Xシリーズの中でも最新機種ではないじゃないですか。より高性能・高機能のカメラもあるかもしれない。つい最近『X-E4』も発表されましたね。私はX-E3で十分満足していますが、X-E4は気になってしまいます。だけど、2年経っても私はやっぱりX-E3が好きだし、このカメラとレンズの組み合わせで出来る表現を探していこうと思っています。

――ライフスタイルに寄り添ってくれるからこそ、道具以上の愛着を感じられるのかもしれませんね。普段、撮影されるなかでよく使う機能はありますか?

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:9.0 /シャッタースピード:1/400 /フィルムシミュレーション:PROVIA

基本的には、オートとPROVIAの組み合わせで撮っています。最初の頃はフィルムシミュレーションもいろいろと試してみたんですけど、撮っているうちに自分の中で一番しっくりくるなと感じたので、今ではほぼPROVIAでしか撮っていないです。撮って出しでも十分きれいだし、あまりレタッチしたり色みを変えたりするよりはそのままのほうが好きなので。

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:8.0 /シャッタースピード:1/750 /フィルムシミュレーション:PROVIA

――今は主に旅行や日常のひとコマを撮影していらっしゃるとのことですが、今後X-E3を使って挑戦してみたいことって何かありますか?

もともとがSNSとか関係なく自分の人生で使いたいから使っているという感じなので、今後もそこは変わらないと思うんですけど、海外のミニマルフォトがすごく好きなので、そういった写真を撮ってみたいなという気持ちはあります。ただ、実際に作品づくりとしてやるかやらないかを考えると、今のペースで使っていくことのほうが自分らしいのかなって。

――カメラありきの生活ではなく、あくまで等身大の生活の中にカメラがある。というスタンスなんですね。

まさにそうです。もちろんカメラを持ったことで生まれた変化もあると思っています。カメラを持って遊びに行った先で人とのコミュニケーションが生まれたり、友人を撮るとすごく喜んでくれたりしますし。X-E3で撮ることで引き出せる表情もあるのかなって思います。

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:2.8 /シャッタースピード:1/180 /フィルムシミュレーション:PROVIA

――人との距離感って写真にも表れると思うので、きっとどれもUさんにしか撮れない特別な写真なんだろうなと思います。

スマホのカメラでは無くシャッターを切るという行為を行う事で、想いが乗っかって1枚1枚に重みを感じます。スマホで撮った写真とカメラで撮った写真はフォルダを分けて保存しているんですけど、X-E3で撮った写真は見返していると思い出せることがたくさんある気がするんです。振り返ることも含めて、いい時間がすごく増えたなって思います。

X-E3 / XF27mmF2.8 /F値:2.8 /シャッタースピード:1/180 /フィルムシミュレーション:PROVIA

今回登場したカメラ

FUJIFILM X-E3

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text by 野中ミサキ(NaNo.works)