Interview 2021.06.15

【Xシリーズユーザーインタビュー】僕と彼女とカメラのある日常。YouTuber『ふたりClip』かつをとXシリーズ

SNSやYouTubeチャンネル『ふたりClip』で、彼女のしおさん(@shio_jp_)との日常を発信している大学生のかつをさん(@katsuwo.photo)。「彼女を撮っています」というSNSの自己紹介のとおり、カメラを購入した理由はズバリ彼女を撮るため。ほのぼのとしたふたりの雰囲気が伝わってくる写真や動画が話題を呼び、現在チャンネルの登録者数は14.8万人に上ります。今回は、Xシリーズを2機種所有し、写真撮影で『X-Pro3』動画撮影で『X-T4』を使い分けているというかつをさんに、それぞれの魅力と彼女を撮り続けるなかで変化していた写真や動画への向き合い方について語っていただきました。

Interview:ふたりClip かつを

X-Pro3 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/3200 /フィルムシミュレーション:クラシックネガ

--かつをさんが初めてカメラを手にしたのは2年ほど前、キッカケは彼女のしおさんだったそうですね。

もともと被写体モデルをしていた彼女が写っている作品を見せてもらううちに、僕も自分で撮りたいと思うようになりました。だけど最初はカメラのことがなにもわからなかったので、お店の人が勧めてくれた安くて初心者でも扱えるカメラを買いました。今使っている『X-Pro3』を買ったのは、その半年後です。

--2台目のカメラとして、数あるX-シリーズの機種からハイエンド機であるX-Pro3を選ばれた理由は?

X-Pro3 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/4000 /フィルムシミュレーション:PROVIA

僕の場合、一番の決め手はデザインでした。SNSでX-Pro3の発売を知ったんですけど、初めて見たとき「今の時代にこんなクラシカルなミラーレス機があるのか!」って思いましたね。特に、背面液晶があえて隠されているのが衝撃的で(笑)。ファインダーを覗いて彼女だけに集中して撮る自分のスタイルとすごく合うなと思ったし、このカメラと毎日過ごせたら楽しいだろうなっていう気持ちがあって。そこは今も感じていることですね。それと、タケさん(@taketake3_)という僕の写真の師匠が『X-Pro2』を使っていらっしゃって、その方が撮る日常の風景がすごく素敵だったこともXシリーズに惹かれた理由のひとつです。

--X-Pro3はそれまで使っていたいわゆる入門機に比べると扱いが難しい部分もあったのでは?

たしかに、最初に買ったカメラはタッチパネル操作がメインだったので、使い始めのうちはX-Pro3のアナログ感が少し難しいと感じる部分もありました。だけど、使っていくうちに天面ダイヤルにも慣れたし、操作に慣れてくるとカメラと自分が一体になったような感覚が生まれてきて、すごく楽しいです。

--カメラを持つことの楽しみにはそういった操作感も含まれているのかもしれませんね。その後、動画撮影用に『X-T4』を購入されたとのことですが、そこにはどういった経緯があったのでしょう?

X-T4 /XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS /F値:4.0 /シャッタースピード:1/60 /フィルムシミュレーション:クラシックネガ

X-Pro3を買ってすぐの頃に彼女の誕生日祝いで旅行に行ったんですけど、まだ操作に慣れていなかったので写真ではなく動画を撮っていたんです。その映像をつなげてSNSにアップしたことが、YouTubeチャンネルを立ち上げるキッカケになりました。そこから半年間くらいはX-Pro3で動画撮影をしていたんですけど、もっと動画を本格的にやっていきたいと考えたときに、ちょうどX-T4が発売されたので思い切ってもう1台購入してみました。

--X-T4での動画撮影はいかがですか??

まず、バッテリーの持ちが長いことと手ブレ補正があるので歩きながらでもきれいに撮れるところが気に入っています。基本的にずっと手持ちで撮っているので、軽いからラクだし、安心感がありますね。バリアングル液晶も動画撮影にはすごく便利で、彼女がコスメ紹介をするときなんかにもすごく役に立っています。X-T4で撮影した映像は、ホームビデオみたいなあたたかさと懐かしさがあって。最近はLog撮影にはまっているんですけど、特に思い出に残したい動画はフィルムシミュレーションのクラシックネガを使ったりもします。

X-Pro3 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/8000 /フィルムシミュレーション:クラシックネガ

--X-Pro3とX-T4に共通するXシリーズの魅力とはどういったところでしょう?

やっぱり一番は、富士フイルムさんらしい色みだと思います。後から撮影した時の記憶を振り返りながら写真を見返したくなるような、どこか懐かしさを感じるような色みがすごく好きです。特にクラシックネガは、『写ルンです』で撮った写真を彷彿とさせるような色みに仕上がるのでとても気に入っています。

X-Pro3 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/2000 /フィルムシミュレーション:クラシックネガ

富士フイルムらしい色が、見る方に僕たちふたりの雰囲気を感覚的に伝えてくれているのかなと思っています。彼女はカメラについてあまり詳しくはないけど、僕がXシリーズを使って楽しそうに撮っているのが嬉しいと言ってくれています。

X-Pro3 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/8000 /フィルムシミュレーション:クラシックネガ

--SNSに投稿する写真やYouTube動画を撮るうえで、どんなことを意識していらっしゃいますか?

カメラを持った最初のうちは作品を撮っている感覚が強かったんですけど、徐々に日常を撮ることが多くなってきました。“日常を撮る=リアルを切り取ること”だと思うので、彼女にカメラを向けるときはなるべく意識させないように気をつけています。そういう意味では、X-Pro3もX-T4もコンパクトだからカメラがあることをあまり意識せずにいられるのかも。動画や写真を撮りたくなるのって、いつか見返して笑顔になれるようなときだと思うので、どんなシーンを撮るのかは決めずに生活を切り取るイメージで撮影して、公開するものは楽しく観てもらえるように編集を工夫しています。

X-T4 /XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS /F値:3.6 /シャッタースピード:1/4000 /フィルムシミュレーション:PROVIA

--現在お持ちのレンズと、その使い分けについて教えてください。

いま3つのレンズを使い分けているんですけど、ズームレンズ『XF18-55mmF2.8-4 R』は、動きのあるシチュエーションでよく使っています。軽いしカバーする焦点距離が広いので、荷物を少なくしたい屋外撮影のときにもかなり活躍しています。

X-T4 /XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS /F値:4.0/シャッタースピード:1/60 /フィルムシミュレーション:クラシックネガ

単焦点『XF35mmF1.4 R』は、とにかく画がきれい。明るく撮れるしボケもすごくきれいに出るところが気に入っています。

X-T4 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/3200 /フィルムシミュレーション:PROVIA

さらに最近よく使っている『XF23mmF2 R WR』は、オートフォーカスもかなり速いし、近い距離を広い画角で撮れるので、テーブル越しのご飯とか車の中でアイスを食べているところなんかを動画を撮るような感覚でサクッと切り取って楽しんでいます。撮りたいものが作品から日常に変わってきたことで、使うレンズも変わってきました。

X-Pro3 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/3200 /フィルムシミュレーション:クラシックネガ

--被写体はずっと変わらず彼女のしおさんですが、レンズを変えることによっていろんな表情を引き出すことができそうですね。作品から日常へと撮りたいものが変化していったように、今後ますます表現の幅も広がっていきそうで楽しみです。

今後はもっともっと作品と日常を織り交ぜて撮りたいなって考えています。すごく旅行が好きなので、安心して旅行が出来るようになったら国内外を彼女とまわって絶景と一緒に撮りつつ、いろんな場所で日常を撮っていけたらなって考えています。自分の中では彼女を撮ることがカメラを持つ理由だし、彼女と同じように他の人を撮るのは出来ないと思います。これからも彼女の喜怒哀楽だったり、そのときの情景や気持ちをカメラで残していきたいです。

X-Pro3 /XF23mmF2 R WR /F値:2.0 /シャッタースピード:1/4000 /フィルムシミュレーション:PROVIA

その他【Interview】記事はこちら

text by 野中ミサキ(NaNo.works)