IRODORI by X Series

Interview 2019.07.26 update

【Xシリーズユーザーインタビュー】スイーツアーティスト・KUNIKAと『X-T2』、写真が私にくれたもの。

IRODORIでコラム『人生の夏休み紀行 in LONDON』を連載中のスイーツアーティスト・KUNIKAさん。カラフルなアイシングクッキーやイミテーションケーキなど、お菓子とアートを融合させた独自の世界観で注目を集めるKUNIKAさんが生み出すおとぎ話から飛び出したようなお菓子と、旅を楽しむライフスタイルは、多くの女性にとって憧れの的です。そんなKUNIKAさんがロンドンへ渡る際に購入した初めてのカメラが『X-T2』。今回は、これまでコラムで紹介された風景の撮影エピソードとともに、X-T2の魅力や写真がもたらしてくれる発見について語っていただきました。

Interview:スイーツアーティスト・KUNIKA

--連載コラム『人生の夏休み紀行 in LONDON』では、ロンドンや旅先で撮影された素敵な写真と言葉たちが綴られていますが、カメラ歴は結構長いんですか?

いえ、実は全然なんです。『X-T2』を持つまでは本格的なカメラを使ったことがなくて、写真はスマホで撮ったり。スキューバダイビングが好きなので、最初に買ったのは水中でも撮れるコンパクトカメラでした。イギリスに行くタイミングで「せっかく違う国に行くなら新しいことを始めてみよう」と思って、2年前にX-T2を買いました。

--さまざまなミラーレス一眼のなかからひとつを決めるまで、ずいぶん悩んだのでは?

そうですね。今のカメラがどんな進化を遂げているのか何も知識がない状態で都内の家電量販店に行って、店員さんに相談しながら選びました。ただ、もともとは仲のいい古着屋さんをやっている方が『X-T1』で撮った写真をSNSにあげたりしていて。その人が使っているから私も同じものを使いたい!とは思っていました。

--X-T1をイメージしつつ、カメラを探しに行ったんですね。最終的にX-T2に決めた理由は?

家電量販店の方に伝えた条件は、“そんなに大きすぎず、でもきれいに撮れる、旅に最適なカメラ”。当時の最新機種はX-T2で、「Wi-Fiでデータを飛ばせる機能がついたので、旅先で便利かもしれませんね」と教えてもらって、即決しました。それと、X-T2はハウジング(水中撮影用プロテクター)*をつければ水中でも撮影出来るって聞いたので、トライしてみようと思って。それがX-T2に決めた大きな理由ですね。絵に描いたような「カメラ!」っていう感じのデザインも気に入っています。

*本体とは別売り、サードパーティー製

--初めて手にしたミラーレス一眼、実際に使ってみてどんな発見がありましたか?

X-T2(camera)/ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(lens)/ F値:3.2 / シャッタースピード:1/180 / ミニチュア(アドバンストフィルター)

最初の頃はオートで撮るばかりだったんですけど、いろんな国に行くようになってから明るさを調節してみたりピントを変えてみたり、フィルムシミュレーションを選ぶ楽しさだったりを見つけました。全然使いこなせてはいないけど、出来る範囲で楽しんで撮ってみようと思って。たとえば、アドバンストフィルターの『ミニチュア』モードで古い町並みを撮ると、まるでおもちゃの街みたいに写るので、広い景色を『ミニチュア』で撮影するとおもしろい画になるんだなあとか。空とか夕日を撮ったりするのが好きなんですけど、ちょっとホワイトバランスを調節すると幻想的な写真が撮れたり。たまーに、モノクロで撮ったりするのも新鮮で楽しいです。

X-T2(camera)/ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(lens)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/30 / PROVIA(フィルムシミュレーション) / ホワイトバランス:自動

--撮れば撮るほど新しい発見があるし、そのたびに表現の幅も広がっていくのは嬉しいですよね。

それと、このチルト液晶もすごく気に入っています。食べ物を撮ることが多いので、真上から撮りたいときにすごく便利です。スクエアで撮影できるのも、そのままInstagramに載せられるので便利ですね。

X-T2(camera)/ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(lens)/ F値:2.8/ シャッタースピード:1/90 / PROVIA(フィルムシミュレーション)

教会とか縦に高い建物を撮るときに、画面を見ながら撮影できるのはすごく助かりますね。このカメラを買ったときには、こんな機能があること知らなくて。ロンドンに行って1年くらい経ったときに「もっといろんなことが出来るはず!」と思って調べたときに、初めて知って驚きました(笑)。

X-T2(camera)/ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(lens)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/30 / Velvia(フィルムシミュレーション)

--コラムではさまざまな場所で出会った景色をご紹介してくださっていますが、なかでも個人的に『vol.1』で紹介されていた風景の絵画のような繊細さと美しい色にすごく感動しました。

コラム『人生の夏休み紀行 in London』vol.1より

あそこは、ロンドンで一番好きな公園で。湖に樹が生い茂っているのを見たときは「わあっ!」って思って、何度もあの画角で撮ってるんですけど(笑)。すごくお気に入りの風景のひとつです。これもそうなんですけど、色がはっきりと出るVelviaで撮ることが多いですね。

--KUNIKAさんの撮られる写真は色が印象的で、カラフルなお菓子を作っていらっしゃるし、すごく色に敏感な方なのかなあと思って拝見していました。コラムの『vol.3』で紹介していただいたモロッコのシャウエンで撮られた鮮やかな青もすごく素敵ですよね。

コラム『人生の夏休み紀行 in London』vol.3より

シャウエンは街中が青くて、何十枚も載せたい気持ちだったんですけど。おじさんが青いペンキで壁を塗っていて、長年塗り続けて更新してるのか〜って。一緒に行ったお友達はスマホで撮っていたんですけど、カメラロールに並んだ写真を見て「青が全然違う」って、カメラを買う決意をしていました(笑)。色のある景色を撮るときは、もっときれいに写せるようにフィルムシミュレーションを試しながら撮るようにしています。加工は一切していないので、写真を見た友達からもびっくりされることが多いですね。

--富士フイルムの色づくりは、人が振り返ったときに心地よくきれいだと感じる「記憶色」がポリシー。振り返る時間も旅のうちですし、より鮮明に残しておけるのはうれしいですよね。

ロンドンに行っている期間はインプットの時間だと思って過ごしていたので、旅して撮ってきたものが今後どういうものを作ろうかっていう大事な資料にもなるし、私にとってすごく重要なものになると思うんです。なので、見てきたものをきれいに残しておけるのはすごくいいなって思います。

X-T2(camera)/ XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(lens)/ F値:10 / シャッタースピード:1/13 / PROVIA(フィルムシミュレーション)

--ただの記録ではなくて、後々自分の糧になるものという捉え方はとても素敵ですね。

私は今まで見たことないようなお菓子のアート作品を作るのが好きなので、常に日常生活や旅をしながら色々なアイディアを探しています。今はX-T2で写真を撮ることで、例えばお菓子の作品と写真を組み合わせた個展なんかも出来るなあって考えたりもしていて。写真は、そういう新しい発見のもとになってくれるものなんじゃないかなって思っています。

今回登場したカメラ

FUJIFILM X-T2

▶︎KUNIKA「人生の夏休み紀行 in LONDON」はこちら

その他【Interview】記事はこちら

text by 野中ミサキ(NaNo.works)

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