“瞬きをするようにシャッターを切ろう。~優しい風を感じながら〜”写真家・渡邉真弓 vol.06

カメラを始めてから日々の暮らしがすこし変わった。
行きかえりの道に咲く花が可愛かったり、空は毎日同じではないこと。
ファインダーを通して見る私の世界は、ささやかな発見の連続だ。
ようやく北海道にも緑豊かな季節がやってきた。
新緑の中に花が咲き始め、カラフルな世界がはじまる予感。
「X-T3」と一緒にガーデンを歩く。
この季節ならではの美しさを感じながら、物語を紡ぐようにシャッターを切る。
新緑と花々の柔らかい雰囲気を出したくて、フィルムシミュレーションは「ASTIA」を選択。
咲き始めは満開より好き。
これから始まる未来を感じるから。
いろいろな場所で物語が生まれていく。
不思議なのだけど、ファインダー越しにふいに出会うことがある。
カメラを通して会話をするような、そんな気持ちになる。
フィルムシミュレーション「ASTIA」は柔らかいけれど、それだけではない。
しっかりとした芯がある、そんなところが気に入っている。
しなやかに柔らかく、でも凛として咲き続ける。
できたら、そんな風でありたい。
写真は内面の想いを引き出すもの、なのかもしれない。
これから夏に向かい、どんな物語が綴られていくのだろう。
また追いかけにこよう。
「X-T3」と一緒に。
撮影MEMO
・ フィルムシミュレーション「ASTIA」は柔らかい中にメリハリのあるコントラストが特徴。
・ 今回のお供は「X-T3」「XF56mmF1.2 R APD」「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」
・「XF56mmF1.2 R APD」はとろけるようなボケ感がたまらない。ポートレート向けレンズと紹介されることが多いが、今回のようなシーンでも大活躍。透明感と立体感がお気に入りのレンズ。
・「X-T3」「X-T30」に搭載の「カラークロームエフェクト」も使ってみて。
撮影協力 えこりん村(北海道恵庭市)
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