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Trip 2024.08.19

【X-T50で撮る編集部旅行記】アメリカ西海岸、“最高の都市”サンディエゴで過ごすのんびり時間

<サンディエゴ・コミコン>での取材を終えた後、せっかくなのでサンディエゴ市内の観光も楽しんできました!

サンディエゴはアメリカ西海岸、カリフォルニア州においてはロサンゼルスの次に人口が多い世界都市。産業も栄え、一年中温和な気候で比較的治安も良いことから、“Finest City(最高の都市)”と呼ばれているそうです。

庭園、博物館、動物園、アクティビティ施設などを含む全米最大規模の都市文化公園バルボア・パークや、ダルビッシュ有選手も所属するサンディエゴ・パドレス本拠地の野球場ペトコ・パークをはじめ、有名な観光地も数多く揃っており、夏休みの旅行先としても人気だとか。今回はその中でも、都会の喧騒から離れ、歴史や自然を感じられる場所を訪ねてみました。

 

サンディエゴ発祥の地「Old Town(オールド・タウン)」

サンディエゴ国際空港の北へ車を10分ほど走らせると、趣ある白壁に囲まれたエリアに辿り着きました。オールド・タウン州立歴史公園です。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F14 /1/180 /ISO160
フィルムシミュレーション:ノスタルジックネガ

オールド・タウンにはもともとクミアイ族が住んでいましたが、植民地スペイン時代、メキシコ時代を経て、アメリカ傘下になったという歴史があります。公園には、史跡や同じような様式で造られた建物が並び、メキシコとアメリカ初期の文化が溶け合う景色が広がっていました。まるでテーマパークのようで、家族連れの楽しげな声が響き渡ります。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F18 /1/180 /ISO320
フィルムシミュレーション:ASTIA

カラッとした天候に合う、背の低い植物たちもムードを盛り上げていました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F20 /1/180 /ISO500
フィルムシミュレーション:ASTIA


X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F16 /1/180 /ISO400
フィルムシミュレーション:ASTIA

公園中央に鎮座していた、1820年代に建てられた国定歴史建造物『コスモポリタン・ホテル&レストラン』。1870年代の駅馬車停留所兼ホテルだった頃の壮麗さを取り戻すため、大規模な修復工事を経て、2010年に営業再開したそう。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F20 /1/180 /ISO400
フィルムシミュレーション:ASTIA

フィルムシミュレーションの『ASTIA』で撮影すると、シグネチャーカラーのピンク色と空の色のコントラストがスッキリまとまりました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F20 /1/180 /ISO500
フィルムシミュレーション:ASTIA

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F18 /1/180 /ISO400
フィルムシミュレーション:ASTIA

前を歩く人たちの流れに身を任せ、公園内にあるマーケット『フィエスタ・デ・レイズ』へ。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F13 /1/180 /ISO640
フィルムシミュレーション:ASTIA

腰をかけてひと休みできる広場があり、その周りをお店が“コ”の字型にぐるりと囲む作りになっていました。お店は、チョコレートやオリーブオイル、タイルの専門店など多種多様で、地元作家たちによる作品はどれも色鮮やか! 和気あいあいとしたマーケットの空気感も相まり、一周すると、なんだか元気が湧いてきました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F16 /1/180 /ISO800
フィルムシミュレーション:ASTIA

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F7.1 /1/180 /ISO640
フィルムシミュレーション:ASTIA


X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F11 /1/180 /ISO800
フィルムシミュレーション:ASTIA

面白かったのが、場内に植えられていた背の高いペッパーツリー。案内板によると、ここは1824年、ピコ家が家を建て、一家の大黒柱ピオがペッパーツリーを植えた場所。木は1900年代後半に枯れてしまいましたが、ピコ家への敬意を表すため新たにペッパーツリーが植えられたのだそう。

案内板には、ピオのことも紹介されていました。「ピオ・ピコはスペイン、ネイティブアメリカン、アフリカ、イタリアの血を引く“文化的にモザイク”な人でした。メキシコ領カリフォルニア最後の州知事としても知られています。」立派な方だったのだなぁと思いきや、最後の一文に驚き。「しかし、彼は悪名高いギャンブラーでもあり、何度も投獄された革命家でもありました。」

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F10 /1/180 /ISO800
フィルムシミュレーション:ASTIA

何気ない1枚ですが、私はこの写真を見返すたび、ピオ・ピコの波瀾万丈な人生に思いを馳せることになりそうです。その瞬間に体験し、感じたことを思い起こさせてくれるのも、写真の良いところ。やはり、旅のお供はカメラに尽きます。

公園の外にも、異国情緒ある建物が点在しています。本格的なメキシコ料理をいただけるレストラン『カサ・グアダラハラ』でランチをすることにしました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F10 /1/180 /ISO160
フィルムシミュレーション:ASTIA

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F3.7 /1/180 /ISO80
フィルムシミュレーション:ASTIA

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F2.8 /1/180 /ISO200
フィルムシミュレーション:ASTIA

店内には陽気な音楽が流れており、口笛を吹くご機嫌なサーバー、誕生日会をする小さな子連れ一家、談笑に夢中な友人グループなどがおり、その場にいるだけで愉快な気持ちになっていきます。

注文したのは、ハマイカ(ハイビスカスティー)と、おすすめの盛り合わせ2種。メインのステーキやマグロ以外に、ジャンバラヤやピラフといった米料理、豆やアボカドなどのペースト、トマト&オニオンマリネなどのサラダ、そしてトルティーヤがセットになっており、幾通りもの食べ方ができます。できたてほやほやの温かく柔らかいトルティーヤが絶品で、何を巻いても美味! フレッシュなレモンやライムで仕上げれば、天にも昇る心地が味わえました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F3.1 /1/180 /ISO3,200
フィルムシミュレーション:ASTIA

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F3.9 /1/180 /ISO3,200
フィルムシミュレーション:ASTIA

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F3.4 /1/180 /ISO3,200
フィルムシミュレーション:ASTIA

腹ごしらえをした後は、すぐ隣の雑貨屋『バザール・デル・マンド』へ。マーケットにあった雑貨屋と同じくカラフルな世界が広がっていましたが、店内は撮影NGなので外観のみ撮影。それにしても、色数の多い場面など、『X-T50』の「フィルムシミュレーションダイヤル」が大活躍でした。ダイヤル1つでパッと好みの色に切り替えられるからです。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F3.6 /1/180 /ISO64
フィルムシミュレーション:ASTIA

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F13 /1/180 /ISO200
フィルムシミュレーション:REALA ACE

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F9 /1/180 /ISO200
フィルムシミュレーション:クラシックネガ

 

憧れのリゾートタウン『コロナド(Coronado)』

次の訪問先は、南の方へ。サンディエゴ国際空港から車で約15分、コロナド島へやってきました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F9 /1/180 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE

本土と島を繋ぐ、フェリー乗り場。桟橋そばにはビーチもあり、爽やかな海風が頬を撫でてゆきます。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F18 /1/180 /ISO200
フィルムシミュレーション:REALA ACE

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F10 /1/180 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE


X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F9 /1/180 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE

小ぶりな商店街もあり、スイーツ屋でジェラートをお買い上げ。不思議だったのは、島に降り立った瞬間、ふっと心のネジが緩むような感覚になったこと。お散歩でやってきた仲睦まじい老夫婦や、サイクリングを終えて息を整えている親子たちと一緒に、しばらく、空や海の青色をぼんやりと眺めて過ごしました。

 

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F8 /1/180 /ISO80
フィルムシミュレーション:REALA ACE


X-T50 /XF8-16mmF2.8 R LM WR /F16 /1/180 /ISO250
フィルムシミュレーション:REALA ACE

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F6.4 /1/180 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE

ゆるり心地良かったのですが、意を決して出発です。中心地のオレンジ・アベニューへ出てみました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F13 /1/250 /ISO250
フィルムシミュレーション:REALA ACE

今回最も活躍したレンズ『XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR』は、広角から中望遠をカバーしてくれる優れもの。街並みや人々の様子、モノなど、これ1本で様々なシーンを切り取ることができました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F3.5 /1/250 /ISO100
フィルムシミュレーション:REALA ACE

 

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F7.1 /1/250 /ISO100
フィルムシミュレーション:REALA ACE


X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F10 /1/250 /ISO100
フィルムシミュレーション:REALA ACE

それにしても、さすが人気リゾートタウン! 通りにはゴミ一つ落ちておらず、きちんと景観が整備されていることが窺えます。滞在期間中に話したUBERの運転手さんが、「コロナドはサンディエゴいち、不動産が高いエリアなんだよ」と話していたことを思い出しました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F6.4 /1/250 /ISO100
フィルムシミュレーション:REALA ACE

歴史博物館のあるローマ・アベニューの一角は、ヨーロピアン調の建物が美しく、ラグジュアリー感たっぷり。

 

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F5 /1/250 /ISO100
フィルムシミュレーション:クラシッククローム


X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F4.8 /1/250 /ISO100
フィルムシミュレーション:REALA ACE

X-T50 /XF8-16mmF2.8 R LM WR /F4 /1/250 /ISO320
フィルムシミュレーション:REALA ACE

フローラ・アベニューでは、その名にふさわしく、手入れの行き届いた花たちが出迎えてくれます。通りのすぐそばにある国定歴史建造物『ホテル・デル・コロナド』のお花もとても華やかでした。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F4.2 /1/250 /ISO200
フィルムシミュレーション:REALA ACE

   

X-T50 /XF18-120mmF4 LM PZ WR /F4.5 /1/250 /ISO125
フィルムシミュレーション:REALA ACE


X-T50 /XF18-120mmF4 LM PZ WR /F6.4 /1/250 /ISO125
フィルムシミュレーション:REALA ACE

フローラ・アベニューを抜けると、アメリカ屈指のビーチの一つ、コロナド・ビーチに到着です。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F7.1 /1/250 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE

白い砂に青い海……と、絵に描いたような海辺。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F6.4 /1/250 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F10 /1/250 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE

絶景を目前に、海鳥もウキウキした足取りで波と戯れていました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F7.1 /1/250 /ISO64
フィルムシミュレーション:REALA ACE

X-T50 /XF18-120mmF4 LM PZ WR /F11 /1/250 /ISO125
フィルムシミュレーション:REALA ACE

夕方、最も日差しの強い時間。砂浜ではしゃぐ子どもたちの笑顔も眩しい!

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F9 /1/250 /ISO80
フィルムシミュレーション:REALA ACE

19時半過ぎ、日の入りを見るために反対岸へ。肉眼で見た圧巻のグラデーションを、そのまま切り取ることができました。

X-T50 /XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR /F4.8 /1/125 /ISO80
フィルムシミュレーション:REALA ACE

ちょっとした歴史探訪に異文化体験、そして自然に心洗われ、満ち足りた気分で終えたサンディエゴ観光。これでも、きっと魅力をひとかじりしただけ。永遠の夏を感じられるようなこの“最高の都市”を、またカメラと一緒に巡りたいものです。

text by 編集部Y(Yuka Yamane)
photo by Mio Tangstad

今回登場したレンズ

XF8-16mmF2.8 R LM WR

XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR

XF18-120mmF4 LM PZ WR

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