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Interview 2019.04.12

【Xシリーズ ユーザーインタビュー】ベルリン在住ライター/コラムニスト・宮沢香奈が『XF10』と過ごす中で得た発見とは?

フリーランスのライター、コラムニスト、PR、コーディネーターとして活動している宮沢香奈さん。ファッション・音楽・カルチャーを軸に、移住先のドイツ・ベルリンと日本とをつなぐ存在として多方面で活躍されています。IRODORIでは全5回にわたって、コラム『ベルリン、そして、ヨーロッパの片隅から』を執筆。『XF10』を使用して切り取られた写真と言葉には、宮沢さんが“恋をした”という街並みや風景への愛が溢れています。
今回は、ベルリン、そしてヨーロッパとともに歩いたXF10の魅力と“見慣れたはずの風景”に発見をくれるという写真の楽しみ方について語っていただきました。

Interview:宮沢香奈

「後悔だけはしたくないと思って、移住を決めました」

XF10(camera)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/60 / モノクロ(フィルムシミュレーション)

--国内外でさまざまな活動をなさっている宮沢さんですが、もともとは服飾専門学校卒業後、ファッション業界にいらっしゃったそうですね。まずは現在に至るまでの来歴について教えてください。

東京の服飾専門学校を卒業して、販売からプレス、ブランドディレクターなど様々な形でファッションに携わってきました。一時期ファッションの仕事から退いていた時に音楽のPRの話を頂き、そこから音楽PRとしてのキャリアをスタートさせて、最終的にファッションと音楽という二足わらじでPRをやるようになりました。

--フリーライターとして、多方面で執筆活動もされていらっしゃいますね。

音楽PRの中でレビューやレポートを書く機会を頂いて、そこからライター業を並行して行うようになりました。現在は、ベルリンを拠点にヨーロッパ各地のファッション、音楽、アート、ライフスタイルなどを日本の媒体で紹介しています。また、撮影や取材時のコーディネーターとしても活動しています。

--宮沢さんがベルリンに移住なさったのが2014年。数ある国・都市の中からドイツのベルリンへの“移住”を選択した理由を改めて教えてください。

XF10(camera)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/30 / Velvia/ビビッド(フィルムシミュレーション)

音楽のPRが主にダンスミュージックだったこともあり、関わるアーティストの多くがベルリンやドイツの他都市拠点だったんです。一度も現地のリアルなシーンを見たことがないのはどうなんだろう?と疑問に思っていたのと、身近な友人がすでに何人も移住していたのもあって遊びに行ったら、日本との違いにカルチャーショックを受けて、もう一目で恋に落ちた感じですね(笑)。

--宮沢さんが初めてドイツを訪れたのが2012年とのこと。初訪から約2年で移住を決めたというのは、まさに恋に落ちたという表現がぴったりですね。

XF10(camera)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/30 / セピア(フィルムシミュレーション)

あとは、3.11の影響もあります。日本から逃げ出したいとかそういったことではなく、これまで大事だと思っていたことが全て価値のないものに見えてしまって、自分の人生を改めて見直す中で、いつ何が起きるか分からない世の中で後悔だけはしたくないと思って、直感にしたがって移住を決めました。

「常に景色やその場所で起きていることに目を向けるようになりました」

--宮沢さんのInstagramなどにはベルリンでの生活をはじめ、以前からたくさんのお写真が掲載されていますが、もともと写真を撮ることはお好きだったのでしょうか?

正直なところ、カメラで撮るのは苦手でした(笑)。ブレてしまったり、構図のセンスがなかったりして上手く撮れなかったので。iPhoneでインスタグラム用に気軽に撮る感じは好きでしたが、XF10を使うようになってからは、撮るのが好きになりました。

--2018年10月から2019年2月にかけて、全5回のIRODORIコラム『ベルリン、そして、ヨーロッパの片隅から』を執筆していただきましたが、中でも特に印象的だった出来事や場所があれば教えてください。

Vol.2のイタリアのジェノヴァは圧巻の美しさで、昼も夜もどこを撮っても絵になる場所でした。もう一度訪れたいです。

XF10(camera)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/10 / Velvia/ビビッド(フィルムシミュレーション)
Vol.2「イタリア・ジェノヴァ篇」より

コラム執筆は、純粋に楽しかったです! 写真の腕は全然素人ですが、撮る度に楽しくなってどんどんのめり込んでいきました。普段、取材をしたことを記事に起こしてというのが基本的な仕事なので、IRODORIでは自分の撮った写真に、自由に好きな文章を綴れるというのが嬉しかったです。以前からエッセイのような形でコラムを書きたいと思っていました。

--宮沢さんには、旅行先にも簡単に持ち運べて、スナップ撮影にも最適なXF10を使用していただきましたが、実際に撮影されてみていかがでしたか?

まずセンスの良いデザインとコンパクトなサイズがとても気に入りました。それでいてプロ仕様で、私には使いこなせないほどの多機能がついていることに驚きました。機械音痴でもあるので(笑)最初は慣れるまでに時間が掛かりましたが、ヨーロッパの街並みが好きなので風景を撮るのが楽しかったです。空の色とか植物とか実際の色をそのまま撮れることやアート作品のようにいろんなパターンで加工出来るのが素晴らしいと思いました。もっともっと極めたいです。

XF10(camera)/ F値:6.4 / シャッタースピード:1/180 / Velvia/ビビッド(フィルムシミュレーション)

--お気に入りのフィルムシミュレーションや普段よく使う機能を教えてください。

色が鮮やかにきれいに写るVelviaとモノクロ。もともとモノクロ写真が大好きで、自分でもよく撮ります。撮影モードは、A(絞り優先)で近い被写体にピンを合わせて背景をぼかすのが好きです。S(シャッタースピード優先)で、シャッタースピードを上げて暗くして撮ることもあります。

XF10(camera)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/30 / モノクロ(フィルムシミュレーション)

--普段は“書く”ことで表現をされていますが、“撮る”表現についてどのようにお考えですか?2つの表現の違いや難しさ、気づきなどはありますか?

言葉はフッとした瞬間に浮かんできたり、普段思っていることだったり、そういったものを文面に起こして、わかりやすくまとめて表現していますが、撮るって感性そのものですよね。技術面もある程度は必要ですが、撮った人の感性がそのまま出るのが写真だと思います。

XF10(camera)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/50 / Velvia/ビビッド(フィルムシミュレーション)

--今後は、カメラを使ってどんなことに挑戦してみたいですか?

これまで風景を撮ることが多かったので、人物を撮りたいです。旅先で出会ったいろんな国の人が撮れたらいいなと思います。まだやったことがないですが、動画にも挑戦してみたいです。

--動画だとまた一味違ったベルリンの魅力が映し出されそうですね。楽しみです。最後に、XF10を持ち歩くようになって生活や考え方に起こった変化などがあれば、教えてください。

カメラを持っていても持っていなくても常に景色やその場所で起きていることに目を向けるようになって、「あ、撮りたい!」って思うようになりました。訪れたことのない場所は当然かもしれませんが、ベルリンの見慣れているはずの街並みでも撮りたい瞬間や場所が多くて、改めてこの街の魅力を実感しています。

XF10(camera)/ F値:4.0 / シャッタースピード:1/100 / Velvia/ビビッド(フィルムシミュレーション)

今回登場したカメラ

FUJIFILM XF10

コラムニスト・宮沢香奈『ベルリン、そして、ヨーロッパの片隅から』一覧はこちら

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text by 野中ミサキ(NaNo.works)
photo by 宮沢香奈
Interview photo by Saki Hinatsu

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