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Tips 2019.10.08 update

サンドイッチ&クリームソーダを美味しそうに撮るコツとは?〜渋谷サンドイッチスタンド『ampere』〜

【フードフォトテクニックvol.10〜渋谷サンドイッチスタンド・ampere〜】
X-T30』で“料理写真を美味しそうに切り取る”撮り方テクニックを、都内の気になる素敵なお店の情報とともに紹介する連載企画『フードフォトテクニック』。スマホのカメラにも応用できる、構図のポイントや上手に撮るためのちょっとしたコツもレクチャーします。最終回となる今回訪れたのは、渋谷にある人気のサンドイッチスタンド『ampere』。おいしい三角サンドとメロンフロートをモデルに、これまでご紹介してきたテクをおさらいしつつ、新たなテクもご紹介します。

今回訪れたのは渋谷のサンドイッチスタンド〜ampere〜

渋谷・青山学院大学のほど近く、オフィスが立ち並ぶ路地の一角に、ひときわ賑わうスペースが。大きなガラス張りのショーケースとサンドイッチを模したロゴ看板が目印のこのお店。美味しいサンドイッチ&コーヒーをいただけると評判のサンドイッチスタンド『ampere(アンペア)』です。

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値:2.8 / シャッタースピード:1/1000 /Velvia(フィルムシミュレーション)

オープンは、2016年。もともとはテイクアウトのみでサンドイッチの販売をスタート。そこから徐々にアップデートを重ね、現在はお店の軒先をテラス席として開放しているそう。ビルの谷間にありながら、緑に囲まれたオープンエアの心地よさを感じられると、同じビルや近隣で働く人がひと休みしに訪れることもしばしば。「このあたりはビルが密集していてリラックスできる環境も少ないので、仕事や用事の合間にちょっと立ち寄れる、都会のオアシス的な場所になれたら」という想いも込められた、止まり木的空間です。

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値:5.6 / シャッタースピード:1/125 /Velvia(フィルムシミュレーション)

ショーケースに並べられたサンドイッチたちは、通りから思わず駆け寄りたくなるほど魅力的。「コンビニでささっと済ませてしまいがちな昼食を、こだわったサンドイッチに置き換えることで気持ちに少しゆとりが生まれれば」という気持ちを込めて、毎日お店で手作りされています。

断面が素敵にデザインされたたっぷりの具材が食欲をそそるサンドイッチ。季節や時期によって、いただけるものはさまざま。人気の一品は、早々に売り切れてしまうこともあるのだとか。「オープンからお昼前までに来れば、いろんな種類からサンドイッチを選んでいただけると思います」とのこと。いろいろ食べたい欲張りさんは、早めの来店をおすすめします。

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値:2.0 / シャッタースピード:1/125 /Velvia(フィルムシミュレーション)

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値: 2.8/ シャッタースピード:1/250 /Velvia(フィルムシミュレーション)

過去テクニックを総ざらい! サンドイッチをおいしく撮るコツ

今回は、分厚いチーズと紫キャベツの彩りが食欲と乙女心をくすぐる『ハムチーズコールスロー』、モーニングでも人気の『タマゴ&ツナ』、そして果実感たっぷりのシーズナルメニュー『キウイサンド』をいただきました。

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値:2.0 / シャッタースピード:1/180 /Velvia(フィルムシミュレーション)

『ampere』オリジナルのサンドイッチ3種類を中央にぎゅっと並べ、“日の丸構図”で撮影。Vol.7ではお皿の中身がよく見える“真上からの日の丸構図”をご紹介しましたが、今回は断面のロゴが目立つよう真横から切り取りました。上手に撮るポイントは、グリッド線を表示して、水平垂直を確認しながら画面中央に主役を置くこと。具沢山のサンドイッチを主役として引き立てつつ、おしゃれな空間のイメージや雰囲気が伝わる写真になりました。

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値:1.6 / シャッタースピード:1/250 /Velvia(フィルムシミュレーション)

ここでは、vol.6の“マクロレンズでクローズアップすることで具材の質感まで伝わる写真に”のテクニックを応用。被写体にグッと寄ってマクロ的な使い方もできる『XC15-45mm』を使って、フレッシュなコールスローサンドイッチを切り取りました

しっとりふわふわのパンに、シャキシャキとした噛みごたえのレタス&キャベツと厚切りチーズ。異なる食感の具材が口の中で折り重なるヘルシーなサンドイッチです。ひとくち食べるごとにカラフルな見た目そのままのエネルギーがチャージされていく気分。おにぎりと違って一度にたくさんの具材を口にできるのもサンドイッチの魅力です。

X-T30(camera)/ XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ/ F値:5.6 / シャッタースピード:1/60 /Velvia(フィルムシミュレーション)

『ampere』のドリンクメニューの中でひときわ人気の爽やかな『メロンフロート』は、vol.5でご紹介したドリンク撮影テクニックを応用。被写体の色味を鮮やかに引き出してくれるフィルムシミュレーション<Velvia/ビビッド>に設定しました。背景を大胆にぼかすことで、フォトジェニックな全体像から炭酸の粒まで余すことなく写し出し、ソーダの喉越しや濃厚なバニラアイスの口どけを連想させる1枚に

バニラビーンズたっぷりのアイスが乗ったメロンフロート。パチパチはじける微炭酸とエメラルド色のシロップはお好みの具合に混ぜてどうぞ。ちょこんと添えられたさくらんぼも可愛らしい一杯は、季節を問わず恋しくなる味わい。ちょっぴりレトロなその見た目は、instagramでもよく投稿されている、女性に人気のドリンクです。

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値:2.0 / シャッタースピード:1/125 /Velvia(フィルムシミュレーション)

少し引いた距離から人物やお店の様子を撮ると、臨場感がより伝わるワンランク上の雰囲気ある写真に仕上がります。記念撮影感を出さないためのポイントは、少し引きで背景を写し込みながら、さりげない仕草や自然な瞬間を盛り込むこと。X-T30は少し遠めの横顔でもしっかり瞳をキャッチ。カンタン・きれいな人物撮影を気軽に楽しむことができます。

X-T30(camera)/ XF35mmF1.4 R(lens)/ F値:2.0 / シャッタースピード:1/160 /Velvia(フィルムシミュレーション)

サンドイッチ以外にも、ホットサンドやドリンクメニューも豊富にラインナップ。特に、カフェ好きのあいだでは知る人ぞ知る『Coffee Wrights 蔵前』で焙煎された豆をつかったコーヒーは、深いコクとフルーティなコーヒー豆の味わいを楽しめる本格派です。

インスタ投稿での定番・手持ちショットもコンパクトで軽いX-T30ならなんのその。主役を引き立てながらもお店の雰囲気まで写しとれる画角が広いレンズ、狭い画角でもボケ感が綺麗なレンズと、撮りたいイメージによってレンズを使い分けたことで、同じロゴカップでもそれぞれに持ち味のある写真が撮れました

左:X-T30(camera)/XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ/ F値:3.5/シャッタースピード:1/160 /Velvia(フィルムシミュレーション)
右:X-T30(camera)/XF35mmF1.4 R(lens)/F値:2.0/シャッタースピード:1/160 /Velvia(フィルムシミュレーション)

今回は、美味しいサンドイッチとコーヒーを気軽に楽しめる、都会のオアシス的お店『ampere』をご紹介しました。ちょっぴり疲れてしまった時に元気をくれそうな手作り三角サンド。コーヒーを片手に思いっきり頬張れば、もう少しだけ頑張れそう。全10回でお届けしたフードフォトテクニック。過去の記事もぜひご参考に、Xシリーズと一緒に美味しい1枚を撮り歩いてみてくださいね!

【今回登場したテクニック】
・グリッド線を表示し水平垂直を確認しながら画面中央に主役を置くことで整った日の丸構図に
・具材のフレッシュさをアップで切り取るなら最短撮影距離が短いXC15-45mmがおすすめ
・ドリンクのディテールを目立たせるには背景を大胆にボカす
・引きで背景を写しながら自然な仕草を写すことで記念写真感のないポートレートに
・片手撮影は撮りたいイメージに合わせてレンズを変えると◎

Spot Information

ampere(アンペア)

住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目6-6 Good Morning Building 1F
電話番号:03-5778-4690
HP:http://amperecoffee.jp/

今回登場したカメラ

FUJIFILM X-T30

「フードフォトテクニック」の記事はこちら

その他【Tips】記事はこちら

text by 野中ミサキ(NaNo.works)
photo by 大石隼土

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