フォトグラファー・横尾涼の『FSレシピ』集〜海辺を歩く休日〜
フィルムシミュレーションと画質設定を自由に組み合わせることで、自分好みの色や質感をつくることができる富士フイルムのX/GFXシリーズ。その組み合わせはまさに無限大です。自分だけのこだわりを詰め込んだ『FSレシピ<フィルムシミュレーションレシピ>』を探求したり、ほかのユーザーが考えたレシピを使って普段とはちがう雰囲気で写真を撮ってみたり、その楽しみ方もレシピの数だけ際限なく広がっていきます。お気に入りの設定をあらかじめ登録しておくことで、レシピをシーンに応じて使い分けることも可能。そこで本企画ではX/GFXシリーズを愛用するフォトグラファーが考案した、オリジナルの『FSレシピ』を紹介します。
今回は、写真メディア『Photoli(@photoli_info )』を運営する横尾涼さん(@ryopg8_tabi)に、海辺の風景写真をテーマに3つの『FSレシピ』を作成いただきました。穏やかな空気や湿度、海の表情が、その場で感じたまま描き出されたレシピです。
レシピ①:“memory”
冬の寒さの合間のあたたかい日、海辺を散歩しました。
船で風を感じたり、ボードで波に乗ったりと、自然をめいっぱい体感している人たちの空気感。そして、みんなが幸せそうな顔で休日の海をぼーっと眺めているのを見て心が軽くなりました。
クラシッククロームは、晴れの日と相性がいいと思います。時間を経て色褪せたプリント写真のような質感を、気軽に表現することができます。その質感をより際立たせるために、シャドウをプラスに設定することで、シルエット感を足し、写真の生っぽさをやわらげるようにしています。
レシピ②:“light”
魅力的なモノクロを演出してくれるフィルムシミュレーション”ACROS”。
ハイコントラストすぎず、けどなめらかになりすぎず、モノクロの表現を楽しむことができます。
色が抜けることで、光のあたりかたに強く意識が向きます。波が思ったより光を反射していることや、海にはグラデーションがあることに気づき、その場でハイライトとシャドウを調整し好みの質感に仕上げていく。写真をゆっくり撮る楽しさを味わうことができました。
レシピ③:“humid sky / white”
海街は“白”が綺麗なんですよ。
煌々と照らす太陽の光を受けて白く輝く建物。海街の好きな景色の一つです。そんな景色を撮るときはハイライトをプラスにするのが好きです。撮ったその場で納得できると、シャッターを切る手も足取りも軽くなります。
海辺の空は湿度を多く含んでいて、どこかじっとりとした質感に感じることがあります。カラークロームブルーを『強』に設定すると、そんな空のニュアンスを写すことができます。晴れていても、空気は水分を含んでいてちょっと重たい感じを表現できるんです。
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今回登場したカメラ














