写真家・鈴木啓悟の『FSレシピ』集〜日常に寄り添う富士山〜
富士フイルムXシリーズの『X-E5』や『X-T30 III』に新たに搭載された、フィルムシミュレーションと画質設定を自由に組み合わせて自分好みの『FSレシピ』として保存できるカスタム設定機能。軍艦部左側のフィルムシミュレーションダイヤルにてお気に入りの設定を3つまで登録することができ、シーンに応じて瞬時に切り替えられるように。本企画では、この機能を活かしたオリジナルの『FSレシピ』を、Xシリーズを愛用するフォトグラファーに紹介していただきます。
今回は、毎日のように表情が変わる富士山を撮影し続ける写真家の鈴木啓悟(@mt.fuji._.keigo)さんに、“日常に寄り添う富士山”をテーマに、3つの『FSレシピ』を作成いただきました。季節の移ろいを切り取った一枚から、人々の暮らしが感じられるカットまで、富士山と日常が静かに交わる作品が揃っています。
レシピ①:“Mt.Fuji Color”
富士山を撮影する上で8割はVelviaで撮影しています。Velviaの色表現は春夏秋冬それぞれの色合いや、爽やかさ、寒さなどその場の空気感を出してくれます。そのうえで、レシピを使い分ける事によって鮮やかで優しいトーンから、立体感のあるドラマチックな印象まで、Velviaでさまざまな表現を作りだすことができます。
また、カラークロームブルーも使用する事が多く、その理由として富士山撮影でよく使用するPLフィルターが太陽の位置によっては効果にムラがあり、強くかかりすぎると不自然に見えてしまいます。しかし、カラークロームブルーを使う事によって滑らかな青空を表現することができます。
レシピ②:“Mt. Fuji and City Snaps”
富士山の麓での街の暮らし風景など撮影する際は、Velviaの春夏秋冬を感じられる鮮やかな色合いとは対象に、温かみのある光や柔らかい雰囲気を表現してくれるクラシックネガを使用することが多いです。
より柔らかさや暖かさを出すためにホワイトバランスは少し暖色寄りに、WBシフトをグリーン寄りに寄せて、トーンカーブのシャドウは-2に振り、影の部分を持ちあげて全体的な写りを柔らかくしています。
レシピ③:“Black&White Mt.Fuji”
富士山の冠雪した部分が際立つACROS。色を排してよりシンプルにドラマチックに寄せたい時にACROSを使用します。レッドフィルターをかけ、トーンカーブのハイライトを上げる事で影が引き締まり光の部分が浮き上がり、立体感が生まれます。
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