写真と広がる世界〜あさのりな vol.2〜

みなさん、こんにちは。あさのりなです。
2回目の更新、どうぞよろしくお願いします!
今回は、写真を通してできたつながりについてお話したいと思います。
写真を始めたころ、まわりにはカメラを持っている友達があまりおらず、「一緒に撮影に出かけたり、お互いを撮り合えたりする友達が欲しい」と思い、SNSでつながりを探して広げていました。ちょうどInstagramでの写真投稿が盛んになっていた時期だったので、タイミングが良かったなと思います。同じように写真友達を探している人たちと、たくさん出会うことができました。
「写真仲間の輪が広がったらいいな」と思い、撮影会を企画して何度か開催したこともあります。なんと、参加者が100名を超えたことも。出身地も、住んでいる場所も、年齢も、職業も違う。「写真が好き」という共通点がなければおそらく一生出会うことのなかった人たちと出会えたことは、とても素敵なことでした。
その撮影会で出会った人たちとは今も関係が続いていて、もう10年近くの付き合いになるというから驚きです。もはや地元の友達のような存在です。
窓から差し込む光に感動したり、木漏れ日が綺麗と言い合ったり、何気ない道でも立ち止まってずっと写真を撮ったり——そんな感覚を共有できる友達ができたことが、本当に嬉しかったです。そして似たような写真を好む人とは、他の趣味や好みも似ていることが多いんですよね。たとえば、好きな本や音楽、服の系統、よく行くカフェなど。そういった趣味を共有できることも、とても楽しい時間でした。
そして、写真を通してできた友達というのは、地元だけにとどまりません。
日本全国、さらには海外の人たちともつながることができる時代です。
私は長期休暇のたびにどこかへ旅するのが趣味のひとつで、その旅先でSNSを通じて知り合った写真友達と会うこともありました。地元のおすすめスポットを案内してもらいながら写真を撮ったり、おいしいご飯を食べて楽しい時間を共有したりして、また会いたい人や訪れたい場所がどんどん増えていきました。
海外に住んでいる方から、「今度日本へ行くのだけど、よかったら一緒に写真を撮りにいかない?」というお誘いがあったこともあります。「写真が好き」という共通点があるだけで、初対面でも自然と打ち解けられる。そして、その関係が続いていく。それがとても楽しく、写真を続ける大きな理由のひとつになっています。
最初は「一緒に写真を撮りに行きませんか?」というお誘いから始まり、写真を撮ることが目的でした。でも、いつの間にか「会いたいから会う」という関係になり、そこに自然と写真がついてくるようになっていました。写真がきっかけで知り合い、今ではかけがえのない友達になっている人たちが、私にはたくさんいます。学校や職場では出会えない、まったく新しいつながりが広がり、自分の世界も広がっていく。こんなに幸せなことはないと思います。
撮影に出かける道中も楽しいし、誰かと撮り合う時間も楽しい。その後に写真を編集する時間も楽しくて、撮った写真を共有する時間も楽しい。写真という趣味は、楽しみがどこまでも続いていく“最高の趣味”だなと感じています。
写真の素晴らしいところは、もちろん一人でも十分に楽しめること。散歩しながら何気ない景色を撮るもよし、一人旅に出て気ままに観光しながら写真を撮るもよし。そんなふうに、ひとりの時間も大切にしながら、それを通して生まれるつながりも楽しめる。私にとって、写真はこれからもずっと続いていく大切な存在です。
Profile
