フード&トラベルライター西村愛の「旅するカメラ」Vol.5〜福岡・糸島篇〜
〜福岡・玄界灘の青く深い色に癒される旅〜
福岡空港から向かう青い海。夏の思い出を作るために「X-T2」を持って糸島へ。
糸島市は福岡県の最西部に位置し、玄界灘に面する地域。海を隔てた大陸とは古から関係が深く、歴史の中でも多くの交易や交流が行われてきた地です。
今回は富士フイルムXF10-24mmレンズを使って、福岡の海を広角で撮影します。
まるでリゾート。
そんな雰囲気を醸し出す福岡市西区から糸島に至るベイサイド、二見ヶ浦エリアでランチ。
「PALM BEACH」はその優雅な雰囲気と海の目の前という絶好の立地で大人気のイタリアンレストラン。店内も天井高で落ち着いた雰囲気ですが、せっかくならオープンエアのテラス席で。
チョイスはカルボナーラ。もちもちのフェットチーネにチーズとベーコンがたっぷり。
とろりと溶け出すのは地元の糸島玉子。温泉卵に仕立ててあります。
PALM BEACHの向かいにはショッピングやカフェが連なるモールもあります。
「PALM BEACH THE GARDENS」
レストランよりもさらに海が近く目の前で、そのまま飛び込めてしまいそう。ここでのんびりと時間を使う人たちも多く、近県からも人が押し寄せる大人気スポット。
器のお店「HEY&YO」に立ち寄り。長崎県の波佐見焼「マルヒロ」の商品を扱っています。
波佐見焼は大量生産を目的として作られた磁器。しかしそんなことを感じさせないくらい個性的。アートでカラフルな商品がいっぱい。
それでいて日常使いできるシンプルなデザインのものが並んでいて、購買意欲をかきたてられてしまう。
今回はレンタサイクルで借りたこの自転車を相棒に、海沿いの道を走りました。自転車旅もいいものです。
またある日は遊覧船に乗って。海へと繰り出します。
「芥屋の大門遊覧船」
芥屋の海は二見ヶ浦の深い青とは違い明るいエメラルドグリーン。透明度も高く、水の中へ吸い込まれそうな感覚。
出航し向かうのは海の上に浮かぶ岩窟。
柱状節理と呼ばれる六角形の柱が重なり合う特異な地質、玄武岩。はるか昔、地殻変動によりこの奇岩が海の中から出現したのでした。
実際は船でこの割れ目の中に入れるのですがこの日は波が高く、入ることができず。
いろんな海の顔を見た糸島の旅。
海とともに楽しみ、生きる人たちが住む街でした。
糸島は食、農、風景、文化、歴史、アートなど多くの魅力を持つ街。
その豊かさを包み込むような雄大な海から大きなパワーをもらい、自然にどっぷり浸かった旅でした。
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