天空の鏡・ウユニ塩湖で2週間滞在した僕が伝えたいこと〜世界の写真・近藤大真 vol.3〜
※登場する写真は2018年1月〜2月に撮影されたものです
みなさん、こんにちは!写真家の近藤大真(@Hiromasa_kondo)です。
海外を旅したい気持ちはあっても、なかなか行くことができないこのご時世。少しでも旅をした気分になれたり、世界や写真に興味をもって貰えるようにするコラム、第3弾でございます!(過去回はこちら)
第3弾は、天空の鏡・ウユニ塩湖で2週間滞在した僕が伝えたいことをお送りします!
日本はもちろん、世界的にも有名な絶景のウユニ塩湖。写真だけは見たことある人がたくさんいると思うので、今回は僕が2週間滞在した中で絶景の裏側や実際に感じたウユニのリアルな部分について綴っていこうと思います。
「そもそもウユニ塩湖ってどこにあるの?」と思う方も多いかと思いますが、ウユニ塩湖は南米のボリビアという国に存在します。
ボリビアは日本からちょうど地球の裏側に位置していて、直行便がない為2〜3回の乗り継ぎをしなければ辿り着けません。めちゃくちゃ遠いんですっ!!!!(涙)
ボリビア首都・ラパスの街並み
また、空港のあるボリビアの首都ラパスは、世界で最も標高の高い場所にある首都と言われていて、その標高なんと3600m!ほぼ富士山の山頂と同じ高さなんです。
そんなラパスから、飛行機1時間or列車6時間or夜行バス10時間を経て、やっとの思いでウユニ塩湖のあるウユニ村に辿り着くことができます。(僕は貧乏だったので夜行バス一択でした)
ちなみにラパスもさることながら、ウユニ村の標高は3700m。
道中で高山病になる人も少なく無いので、日本から行かれる方はしっかり予防薬をもっていくことをお勧めします……!!
ウユニ村とは?
日本からウユニ村に辿り着くまで最低でも2〜3日かかるわけですが、村自体はとても静かで穏やかな様子で、治安が悪い訳でもなく、観光客がたくさんいる訳でもなく、2週間滞在してみてストレスなくとても過ごしやすい雰囲気でした。
僕は一人旅だったので、宿はドミトリー(相部屋)で1泊700円〜800円くらい。
Wi-Fiは強くはないけれど、一応連絡は取れる程度はありました。
そして、みなさん気になるであろうウユニ村の食事事情!一体どんな物を食べてたかと言うと……
ゆで卵のコロッケ(サラダ付き) 80円!
ボリューミーで朝からお腹いっぱい!
ミラネーザ(ご飯・ふかし芋・サラダ付き) 130円
ワンプレートでとにかく安い!
リャマ肉の丼 95円
南米ではリャマって結構食べられていて、少し硬いけどジューシー!
屋台パフェ80円
カットフルーツ、ヨーグルト、3種類のアイス、チョコレートソースをかけてこのお値段……!!
などなど、基本的に屋台が多く出ているのでコスパが良く美味しい物はたくさん食べられます。
他にも、観光客用にカフェやイタリアン、韓国料理のお店などもあるので食べ物に困ったことは1度もなかったです!(むしろ太った)
ウユニ塩湖への行き方は?
ウユニ村からウユニ塩湖は、実は車で1時間ほど走った先にあります。
行く方法としては、村中にいくつもあるツアー会社に出向いて4駆の車をチャーターします。
ツアー会社の店内は世界各国のお礼のメッセージが埋め尽くされています。
ここで、サンライズツアー・デイツアー・サンセットツアー・スターライトツアーなど、湖に行きたい時間帯によって自由にツアーが組めます。
予約を済まして、ようやくウユニ塩湖のあの絶景を見ることができるんです……!!
いざ、ウユニ塩湖へ
集合時間にツアー会社へ出向くと、我が日本の誇るランドクルーザーがお出迎え。
参加者みんなで湖用に長靴を借りて、車に乗り込んで、いざ出発!!
1時間ほど荒野のような道を走ると、突然景色が変わってきます。
ウユニ塩湖は、雨季に大量の雨が降ることによって広大な空が水面に反射することで見られる絶景。雨が溜まってできたどこまでも続く湖をひたすら車で走っていきます。
まるで空を飛んでいるような、青空の上を歩いているような不思議な感覚。
最初にこの景色を見た時は、感動してまるで夢の中にいるみたいでした。
富士フイルムのカメラは、空の青さを見たままの色でしっかり表現してくるので、写真を見ただけでその時の感動をそのまま思い出させてくれます。
しかし、前述したように、この景色は雨季にしか見れません。
そう!雨季にしか見れないんです!!これが何を示してるかっていうと……雨の日が多いんです!!(笑)
標高も高いので天気も変わりやすい上に、雨の中ウユニ塩湖へいけば反射する空もなく真っ白な世界。めちゃくちゃテンション下がることこの上ないです!(涙)
僕が2週間滞在した理由もここにあって、天候や風の強さなど条件が整わなければ絶景は見ることができません。実際2週間の内半分は雨でした……。
なので、もし行かれる方がいれば出来るだけ時間をとって行くことを強く強くお勧めします。
ともあれ、条件さえ整えば息を呑む様な絶景を見ることができます。
まるで新海誠監督のアニメのような日の出や夕日を拝むことができたり……。
月の出てない時間帯、天気や風……。
運良く全てのタイミングが重なると、夜には星の上だって歩くことができます。
地上と空の境界線が曖昧になって、まるで宇宙にいるかのような不思議な感覚。
そんな星空の元でプロポーズをしてるカップルもいました。(超ロマンチックだ……!!)
日本からはとてつもなく遠いし、もし訪れても中々見ることのできない天空の鏡・ウユニ塩湖の絶景。
でも、そんな場所だからこそ一生の思い出に残るのかなとも思ったりします。
安全に海外旅行が出来るようになった時に、長期休みやハネムーンなどで行ってみてはいかがでしょうかっ!