富士フイルムXシリーズとそぞろ歩き〜フィルムシミュレーション『Velvia/ビビッド』と高尾山の麓へ〜
フィルム時代から90年に渡って色彩表現を追求・研究してきた富士フイルムならではの、20種類のフィルムシミュレーション。今回はその中でも、鮮やかな発色とメリハリのある階調が特徴のVelvia/ビビッドで写真を撮りながら、高尾山の麓をそぞろ歩きしてきました。
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この日は、京王高尾線高尾山口駅に集合。平日の早朝にも関わらず、駅前は続々と登山客が降り立って賑やか。さすが紅葉シーズンです。
高尾登山電鉄清滝駅へと繋がるもみじ通りで、すでに紅葉を楽しむことができました。色鮮やかな風景に、思わずカメラを構えてしまいます。
清滝駅前に広がるもみじ広場も、レトロなデザインの駅舎と紅葉が合わさって、なんとも美しい光景に。この迫力をまとめて伝えるため、超広角レンズ『XF8mmF3.5 R WR』の出番です。
せっかくなので、絶景を楽しめるケーブルカーへ。トンネルを潜り抜ける一瞬は、まるで“猫バス”のよう。「あおば号」と「もみじ号」の2種類ある車両のうち、今回は「もみじ号」に乗車。
車窓からの景色は言わずもがな。Velvia/ビビッドで撮影したので、より華やかな色表現で写真を残すことができました。Velvia/ビビッドでの紅葉撮影、本当におすすめです!
乗車時間は片道6分ほどと短いですが、ケーブルカーの線路では日本一の急勾配(最急勾配は31度18分)なので、後半はなかなかスリリング。
高尾山駅に到着。澄んだ空気に癒されます。
この日は薬王院まで軽くハイキングをしたのですが、紅葉シーズンのピークで人混みが目立ったので、その道中は割愛です。さて、ちょっと小腹が空いたので、下る前に高尾山駅前にある高尾山スミカで三福だんごを購入。焼きたてもっちりだんごと特製くるみ味噌の組み合わせに、思わず顔がほころびます。
ケーブルカーで再び清滝駅へ戻ったら、石畳の表参道をぶらり。
お店を見てまわり、気になったのは髙尾まんじゅう。いくつか購入できる場所がありましたが、今回は甘味 有喜堂にて買いました。無料お茶サービスの心遣いが嬉しかったです。
次は、表参道から道路を隔てたところにあるTAKAO COFFEEへ。少し足を休めます。
リフレッシュできたところで、高尾599ミュージアムへ。広々としたエントランスが気持ちよく出迎えてくれます。
同ミュージアムは、世界一登山客が多いと言われる高尾山の生態系について知ることができる施設。高尾山にある種類豊富な木の実を手にとって見ることができるコーナーや、昼間には姿を現さないムササビの痕跡をまとめたコーナーなど、知的好奇心をくすぐる展示が並んでいます。
ひと通り展示を見て満足したので、案内川沿いの散策へ。燃えるような赤の紅葉が目に入ると、やはり撮影がしたくなってしまいます。
この日は秋晴れ。氷川橋の赤も、青空に映えていました。
そのまま案内川沿いを歩き続けると、電車の高架下に到着。そのまま下をくぐり抜けて振り返ったところに、とろろいもをするおじさんの像があったので、タイミングを見計らってパシャリ。紅葉・電車・おじさんを一枚の写真に収めることができました。
おじさんの像を過ぎてすぐに辿り着いたのは、Mt.TAKAO BASE CAMP(高尾ベース)。カフェ&バー、ゲストハウスなど様々な役割を持つ場所で、様々なアウトドアブランドの最新ギアのレンタルなどもしています。手ぶらでやってきて、ここで色々借りて高尾山へ! というのもアリですよね。
この日は、レンタル品陳列のお隣のスペースでランチをいただくことに。
やはり食べ物の記録は残しておきたいところ。まずは写真を撮ってから、いただきます!
今回も、楽しい美味しいそぞろ歩きでした。ごちそうさまでした!
撮影協力:高尾登山電鉄株式会社
model:KENJI
photo by Mio Tangstad
text by 編集部Y