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Special 2023.11.30

写真家・内田ユキオのREALA ACEへの思い 〜後編:デジタルで甦るネガフィルム〜

X Photographerである内田ユキオさんに、フィルムシミュレーションの秘密を紐解いてもらうとともに、REALA ACEの特徴を作例と併せてご紹介いただく本記事の後編。前編では、各フィルムシミュレーションの特徴やカスタム登録の使い方について語っていただきました。今回は『GFX100 II』に搭載された新フィルムシミュレーションのREALA ACEについて、そのネガフィルムとしての歴史やおすすめの撮影シーンなどをご紹介いただきます。

Profile

内田ユキオ

X Photographer
新潟県両津市(現在の佐渡市)生まれ。公務員を経てフリー写真家に。
広告、タレントやミュージシャンの撮影を経て、映画や文学、音楽から強い影響を受けた。市井の人々や海外の都市のスナップに定評がある。執筆も手がけ、カメラ雑誌や新聞に寄稿を行い、著書もあり。

Instagram:@yukiouchida187

時代に愛されたREALA ACE

▲REALA ACEといったら紫の表現。加えて富士フイルムの特長でもある緑を絡めるとPROVIAとの違いがわかりやすい。 彩度だけでなく、どの色がどの明るさのときに……という繊細な変化と、それぞれが調和して美しいのがフィルムシミュレーションの魅力。

このフィルムが登場したときには写真から離れていて、再びカメラを手にしたときにはポジフィルムを仕事で使うようになったため、フィルムのREALAと改良版のREALA ACEをほとんど使っていません。それでも思い入れがあった理由は、これで撮られた写真たちが大好きだったから。

2000年ごろに、高級コンパクトと呼ばれたレンズ一体型のカメラにネガフィルムを詰めて、プロ写真家がスナップのように作品を撮る流行がありました。余談ですが、この高級コンパクトをデジタルで甦らせたのが『X100』です。一眼レフカメラより気軽で普段着にも合い、写りは最高レベルというのがコンセプト。『X100』が登場したのが2011年でREALA ACEの発売中止が2012年ですから役割がリレーされたと感じます。

写真とファッションの距離が近い時代だったため、ムードがスタイリッシュで、かつスタジオのような非日常ではなく日常が舞台。私たちの周りにも溢れているようなものを撮った自然さから、カメラ好きだけでなく広い層から人気を集めます。そこでREALA ACEはよく選ばれていました。プロが認める微粒子と、当時のフィルムが苦手にしていた紫や黄緑のような曖昧な中間色を自然に再現できて、しかもトーンが軟らかい。仕事で使うならポジフィルムじゃないと……という価値観を覆します。肌の再現が美しく、ストロボのような強い光でも硬くならないので、そういったことに敏感なウエディングフォトでも人気がありました。

ここで終わると「そんなに素晴らしいフィルムがデジタルで再現されたなら最高!」と思うかもしれません。ところがREALA ACEが見た夢は、デジタルカメラがとっくに実現してしまったことです。それより高性能なプロネガだってすでにフィルムシミュレーションに入っています。それじゃあREALA ACEの存在価値は? 疑問を持つほうが自然です。ここからは実写の感想も含め、現代に甦ったREALA ACEの価値について考えてみます。

▲REALA ACEを望んでいた理由のひとつが、海外のライフスタイル雑誌にあるようなクールなトーンが欲しかったから。適度なメリハリがあって、色の主張は控えめなのに写真が弱くならない。

 

デジタルで甦ったREALA ACE

REALA ACEを使い出して数日のあいだ、何を撮っても物足りない印象しかありませんでした。同時に撮ったPROVIAを見て「すげえ、ほとんどチート(ずる、インチキ)のレベルだな」と驚いたほど。

PROVIAは、薄く色づいただけの夕暮れを、何日も待ってようやく出会えた夕焼けくらいに見せます。弱りかけた花なのに瑞々しい生命感を与えてくれる。Velviaほどドラマティックではなく自然で、常用するなら理想でしょう。ひとつだけ不満があるとしたら、何を撮っても“by PROVIA”とサインが残っていくようなところ。

▲それぞれの写真を大きくして見比べるとはっきり違うのに、並べたときのほうが違いがわかりづらいのはフィルムシミュレーションの凄さを現している。写真としてどう見えるかを評価している証だと思う。

▲それにしてもREALA ACEはトーンの豊かさに驚く。ボケにもちゃんと質感があって、風の匂いや肌触りまで感じられそう。 ネガフィルムでここまでのトーンを表現するのは難しかったはずで、デジタルによる再現ならでは。もちろんGFXシリーズの凄さはいうまでもない。

そこで先ほど書いた、大好きだった写真家たちの写真を見直してみます。写真集が重くて驚きますがページを捲っていくと、いまの感覚からすると色が地味で、画質もそれほど良くないことに気づきます。それでも心が動かされるのは、影がうんと濃く、おかげで光が眩しく見えて、ときおりやけに生々しい色が目を引くから。それが伝えるのは「私たちの日常にある何でもないものも、こうして見るとまんざらでもない」というメッセージに思えます。

REALA ACEが目指したのは、こういう被写体との関わり方かもしれません。輝かしい遺産として“レトロネガ”と名づけることだってできたはずです。でもそうしなかった。世界は写真で見るほど鮮やかでもドラマティックでもないけれど、価値があるものなんですね。

▲PROVIAだともっと青が鮮やかで、PRO Neg.Hiなら手前に入れた扉のところが暗く沈んでいるだろう。さっぱり塩だけで食べたいといった感じ。何を主役にするか、どんな気持ちを残したいかで使いわけるのがいい。

これ一本だけで撮っていた時代とは違い、他に19種類ものフィルムシミュレーションがあり、さらにカスタムすれば膨大なトーンを選べます。日常を記録していく透明なまなざしとして、REALA ACEが加わったことを歓迎します。

もしも手に入れて「最初に何を撮ったら魅力がわかるだろう?」と迷うようなら、窓際で真っ白なもの……シャツを着た友だち、猫や犬、白米のおにぎり、それらがなければ壁でもいい……をぜひ。ただの白に見えるなかに、質感があり、濃さの違いがあり、手で触れられそうなリアリティを感じるはずです。

GFX100 II /GF55mmF1.7 R WR /F1.7 /1/1900秒 /ISO160
フィルムシミュレーション:REALA ACE

GFX100 II /GF55mmF1.7 R WR /F8.0 /1/550秒 /ISO80
フィルムシミュレーション:REALA ACE

GFX100 II /GF55mmF1.7 R WR /F5.6 /1/52秒 /ISO160
フィルムシミュレーション:REALA ACE

GFX100 II /GF55mmF1.7 R WR /F8.0 /1/140秒 /ISO160
フィルムシミュレーション:REALA ACE

それに満足できたら影や夜の闇を撮ってみてください。黒に深さがあって、でも濁りがなく澄んでいて、音が聞こえてきそうに見えたら、きっとREALA ACEと仲良くできると思います。 見せたいのはフォントの美しさではなく、それで書かれた内容だから。

▲シャドウは豊かで中間調には強めのコントラストがあるので、 影に深さがあって雲のディテールが美しい。 PROVIAなら色を主役に撮るところだけれど、風景写真の要素を控えめにして、旅のアルバムの一枚という感じにまとめた。

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