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Tips 2024.08.21

一眼レフとデジカメの違いは?ミラーレス、コンデジなど初心者向けに解説【Snap & Learn vol.8】

【Snap & Learn】の連載企画では、一般によく知られている写真の撮影テクニックやカメラ関連の専門用語を集め、初心者の方にも理解しやすいように作例やイラストを用いて解説しています。

カメラを選ぶ際に『ミラーレス』『一眼レフ』『コンデジ』など、さまざまな種類があって迷いますよね。本記事では、それぞれのカメラの特徴や違いを初心者向けにわかりやすく解説します。画質や使いやすさを重視する人から、持ち運びやすさを求める人まで、自分に合ったカメラ選びのヒントをお届けします。

最近主流のミラーレスカメラとは?一眼レフとデジカメの違いも

最近では、ミラーレスカメラが主流になっています。一般的に「デジカメ」というと、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を想像する人もいますが、ミラーレスカメラもデジタルカメラの一種です。コンデジはレンズ交換ができませんが、現在の主流となっているミラーレスカメラはレンズ交換もできます。

また、一眼レフとデジタルカメラの主な違いは、撮影方式にあります。一眼レフカメラは内部に反射鏡(ミラー)を持ち、光学ファインダーを通して被写体を直接見ながら撮影します。

主なカメラの種類と特徴|違いがわからない初心者さん必見!

カメラには、ミラーレスカメラ、コンパクトデジタルカメラ、一眼レフなど、用途や性能に応じたさまざまな種類があります。本章では、それぞれの特徴と初心者が注目すべきポイントを詳しく解説します。

ミラーレスカメラの特徴

 
ミラーレスカメラは、一眼レフカメラからミラーを省略した構造が特徴です。

その結果、カメラ本体が軽量でコンパクトになり、持ち運びやすさが向上しています。電子ファインダーや背面の液晶画面で被写体を確認できるため、撮影前に仕上がりを把握しやすい点も魅力です。

また、動画撮影性能に優れたモデルが多く、Vlog撮影やSNS用動画を作成したい人にも適しています。一眼レフと同様にレンズ交換が可能で、表現の幅も広がります。ただし、動体撮影性能やバッテリーの持続時間は一眼レフに劣ることがあるため、用途に応じた選択が必要です。

コンデジ(コンパクトデジカメ)の特徴

 
コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は、小型軽量で持ち運びやすい設計が特徴です。シンプルな操作性を備え、スマートフォン(以下:スマホ)より高画質な写真を撮影したい人に適しています。特に旅行や日常のスナップ写真などに使える点が魅力です。

一部の高性能モデルでは、背景をぼかしたポートレートや夜景撮影も可能で、スマホにはない本格的な表現が楽しめます。レンズ交換ができない点や、センサーサイズが小さい場合が多いため、高画質を求めるには限界もありますが、軽さと手軽さを重視する人におすすめのカメラです。

一眼レフカメラの特徴

 
一眼レフカメラは、内部に反射鏡(ミラー)を搭載し、光学ファインダーを通じてレンズから入る映像をそのまま確認できる構造が特徴です。この仕組みにより、シャッターのレスポンスが速く、動きの速い被写体を正確に捉えることが可能です。また、レンズ交換ができるため、風景写真やポートレート、スポーツ写真など多彩なシーンに対応します。

一眼レフカメラは、本体が大きく重量があるため、持ち運びにはやや不便さを感じることもあります。そのためプロや本格的に写真を楽しみたい人でも、最近ではミラーレスが主流となっているのが現状です。

画質にこだわるならミラーレスか一眼レフ!

手軽に写真を撮るならスマホカメラやコンデジ、アクションカメラでも十分ですが、画質にこだわる人にはミラーレスや一眼レフが最適です。これらのカメラは、大型センサーを搭載しているため、被写体の細部まで美しく描写し、スマホでは表現しきれないボケ感や立体感を生み出せます。また、レンズ交換が可能なため、風景やポートレート、マクロ撮影など、さまざまな撮影シーンに対応可能です。

写真の質をさらに高めたい人や本格的な撮影を目指す人は、ミラーレスや一眼レフの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

どっちがいい?違いは?ミラーレスと一眼レフを表で比較

どちらも高画質な写真を撮影できますが、先述したように現在の主流はミラーレスです。とはいえ、どちらが良いのか迷っている方の為に両者の違いを以下の表にまとめました。

このようにミラーレスは一眼レフと、ほぼ変わらない性能があります。

【必見】初心者にもおすすめ!富士フイルムのミラーレスカメラ3選

1. X-M5

 

X-M5』は、355g(バッテリー、メモリーカード含む)と軽量でコンパクトな設計が特徴のミラーレスカメラです。被写体検出AFやタッチパネルを備えており、直感的な操作で撮影を始められます。Vlogモードや指向性マイク、電子式ブレ補正機能も充実しており、動画撮影にも最適です。

また、20種類のフィルムシミュレーションモードにより、さまざまな色表現が楽しめます。ファインダーを省略し、背面モニターでの操作が可能なため、スナップ撮影やVlog撮影に適しています。

2. X-T5

 

X-T5』は、シリーズ最高の4020万画素を誇る高解像センサーを搭載し、防塵・防滴・耐低温構造を備えたミドルクラスのミラーレスカメラです。AIによる被写体検出AFや5軸・最大7.0段の手ブレ補正機能により、動きのあるシーンでも安定した撮影が可能で、スナップや風景・ポートレート撮影まで幅広く対応します。初めてのカメラとしてはもちろん、2台目のアップデートを考えている人にもおすすめです。

デザインと直感的な機能性が魅力で、多くの写真愛好家に支持されています。

3. X-T50

 

X-T50』も、『X-T5』と同様に4020万画素の高解像センサーを搭載しています。改善された画像処理アルゴリズムにより、夜間や暗いシーンでもさらに高画質な撮影が可能です。また、クラシックなフィルムの色合いを再現できるフィルムシミュレーションダイアルを備えています。

この機能を使うことで、風景やポートレートなど、被写体に合わせた色調や質感を簡単に設定することが可能です。撮影者の意図に応じて多彩な表現を実現し、様々なシーンで活躍できるおすすめの一台です。

それぞれの違いを理解して自分に合ったカメラを見つけよう!

ミラーレス、一眼レフ、コンデジの違いを理解したら、自分が撮りたいシーンに合ったカメラを選んでみましょう。それぞれのカメラに異なる個性と魅力があり、あなたのスタイルに合った1台を見つけることで、撮影がさらに楽しくなります。素敵なカメラとともに、大切な思い出を美しく残してください。

色にこだわる富士フイルムの高画質ミラーレスは多種多様なレンズが使える!

 
富士フイルムのミラーレスカメラの魅力は、高画質と独自の色彩表現にあります。フィルムシミュレーション機能により、クラシックなフィルムの雰囲気も再現できるのが特徴です。また、多くのモデルで発色にこだわった美しい画質を実現しているため、予算や機能に応じて選択できます。

さらに、人間工学に基づいたデザインや、直感的な操作性を重視したモデルもあり、使いやすさも魅力の1つです。ミラーレスカメラ用レンズ『Xシステム(Xマウント)』が豊富にラインアップされている富士フイルムのカメラは、写真撮影の楽しさを最大限に引き出すことができる選択肢といえるでしょう。

main photo by 大石隼土

Profile(記事監修者)

神崎涼

約10年間、某カメラメーカーにてエンジニアとしてデジタルスチルカメラの設計にたずさわり、プライベートでも設計したカメラの実力確認も兼ね様々な被写体の撮影を楽しんでいた。そのため理論に加え実際の使用感も把握しており、カメラの営業マンに負けないカメラ知識を持ち合わせている。現在はカメラ使用歴は15年ほどになり、フルサイズ一眼と1インチセンサーのコンパクトデジカメでの撮影を楽しんでいる。

Profile(ライター)

後藤翔栄

4歳の頃、父親にもらったフィルムカメラがきっかけで写真に熱中するようになり、2020年からカメラマンおよびWebデザイナーとして活動を開始。趣味であるダイビングと写真を組み合わせ、水中の非日常的な世界をよりクリエイティブに表現し、海の魅力を伝える活動をしている。

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